20年前、私が大学生の時に新型コロナが流行していたら、
ここまでの騒ぎにはなっていないと思うし、
緊急事態宣言なんて言うものもなく、
マスク手洗いしよう!程度の軽いものだったと思う。

 

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今の状況は、ネット社会による、情報伝達の速さが
多くの誤解とかデマを生み、特に自分で調べる力がない人ほど
ウイルスを恐れ、テレビに脅かされて、他人を拒絶して
1人になろうとしている。

 

じゃあ10年前だったら?
私はミュージシャンど真ん中でツアーもしまくりでしたが、
きっと今と同じくらいの社会的な制限はかけたと思います。

 

ライブもツアーもキャンセルしただろうから、
ずっとバイトしていたんじゃないかな。
その方が安定した収入だっただろうから
家賃を滞納なんてこともなかっただろう。

 

仕事内容的にも、コロナ程度で閉鎖する仕事でもなかったけど
その前にしていたリハーサルスタジオのバイトだったら死んでいたでしょう。

 

今ほどバイトの待遇もよくないだろうし、当時の
スタジオは「好きな仕事なんだから安時給でもいいだろ?」と
ハラスメントしてくるような場所でした。

 

若い夢見る青年をだまして
労働力を搾取していたので時給も都内で850円。

 

22時以降の深夜も、時給は上がらず、深夜は1日500円支給という
酷いものでした。夢があったから頑張れたし、楽しかったけど
「スタジオノア」は最終的にもっとアルバイトを使い捨てるわ、
支配するわで最悪だった。働く若者を馬鹿にしていたと思う。

 

当時の営業部長も面倒ごとはすべてふたをして隠ぺい。
店にナイフ持った男がきても本社には言わない。

 

本社の一部は知っていたと思うけど、何もしなかった。
もしもスタッフが刺されていたらどうしたんだろう?

 

最終的に、すごい大事な連絡事項を自分たちのスクールの先生に言わないままでスタジオが移転したもんだから先生たちが聞いてないって大騒ぎ

 

それを聞いて社長と社長の息子が大激怒(笑)

 

ここのダンススクールはかなりハイレベルだし、有名だし
先生だって最高だから、皆大慌て。

 

そういう人のことを考えれないアスペ・ハゲ部長は降格。家族がいて娘がいて、いい家に住んでいるみたいだけど、
降格して減給だって聞いた。

 

その後、本社ではクズ扱いで、やめちまえと毎日言われ続けて針の筵。聞いた話だけどね。

 

私はね、当時「ざまーみろ」って思った。

 

あんまこういうこと言うのは気持ちのいいことじゃないし、
品がないんだけど、その前の年に、私はこいつと会社に
意地悪されたりして店を辞めているから、
正直降格どころじゃ足りないくらい恨んでいる。

 

そんな職場だからコロナ禍でもバイトは切り捨てて見捨てるだろうし、私が働いていた時だったら餓死していたか、実家に帰ったかな。

 

2000年、当時はネットもそこまで普及していなかったし
噂や、デマの伝播の速度も鈍臭いものだっただろう。

 

実際、新型コロナについては、今でも死亡率は低いし、
(地球人口の0.02%)
一日の感染者が1000人超えたと騒いでいたけど、
インフルエンザはもっと爆発的に感染していたんだけどね。

 

1日300人とか、500人なんて言うのは、
東京の人口930万人にしてみたら誤差程度じゃないの。


しかも、そのうちの4~6割は「無症状」だから
さらに意味が分からない。

 

結果、この新型コロナが、日本にもたらしたのは、
飲食などの個人営業の店舗がつぶれ、日本経済は打撃を受け、
人と人との物理的なつながりを断絶することでした。

 

パーティーや、ライブ、冠婚葬祭、リモートワークと、
これまで普通にしてきた伝統的ともいえる行事ができなくなった。
仕事も、食事も、友人とも、親せきとも、田舎の両親とも
会えないというか「会いにくい」環境になりました。

 

結婚式や葬式を2020年から今日までにできたカップルや家族は
全国でも50組はいないだろう。

 

アフターコロナ後の、社会はどうなっているだろうか。


音楽や舞台は、ネット配信になりVR空間へと移行するのではないだろうか。


片手間な音楽が流行り、すごいスピードで廃れ、記憶にも記録にも残らないでしょう。

 

食事は以前のような居酒屋でバカ騒ぎがはばかられるというか、
実際はちっとも問題ないのに、人の心にわずかな「恐怖」を植え付けました。

 

ひょっとしたら、万が一、もしかして、
私に限って、そんな思いが誰の胸にもあるように、

大丈夫だと思っていたら重症化するのは
自分かもしれないと、若い人ですら思い込むよう
洗脳されているのが恐ろしい。

 

結婚式もひっそりと家族だけという感じで、
以前のような派手さや、華やかさはないだろうし、
質素でコンパクトになるのではないかな。

 

だって、呼ばれてもOKと即答しにくいし、
呼ぶ方だって呼びにくさはありますよね。


世の中が「宴会で大騒ぎしても大丈夫」という
状況にならない限り、フォーマルな集まりは
余計に開催しづらいんじゃないかな。

 

式場専属のカメラマンなんか大変だろうね。

 

私は、ミュージシャンを10年前に活動休止したまま
実質「廃業」状態で腐っていましたが、
思えば、この10年で不本意ながらも
サラリーマンとしてキャリアを築けたし、
最近ようやく稼げるようになったのでラッキーだ。

 

元々、音楽だけで食うことに夢はあったが、限界もあり、
音楽をしながら別のことで稼ぐというのが目標でしたので、
これからかなというのは感じています。

 

でもギターを置いて、普通になるっていうのは、
15年ギター弾いてきて一度夢かなった私には
本当につらいことだった。

 

大学卒業してからアルバイトしかしてこなかった私は、
33歳で普通の仕事に就いて、給料から初めて社会保険料と
年金を家族分引かれて手取りが13万からスタートするのは本当に大変だった。

 

だから、これまで買い、仕事で使ってきた思い出のギターや、
子供が大きくなったときにあげてもいいかと思っていた
ギブソンの89年のスタンダード。

 

プレミアのついた、ギブソンモデルもあったし、
メインで使っていたカスタムも売りたくなかったけど、
生活のためには売るしかない。本当に泣いたし、きつかった。

 

でも、売って後悔はない。今の暮らしがあるのは
頑張って取捨選択したからだ。

 

当然売らないでもこれたかもしれないし、そういう方法も
幾通りもあったが当時はそれしか方法が取れなかった。

 

生きることは稼ぐこと。稼げないと生きられない。


稼いでないのに夢だけ語るなんて言うのは、現実的じゃない。

 

ただ、夢を見ると貧乏にならないといけないわけじゃないし
夢を見ながら余裕があるのが一番いいことだ。

 

だから夢を見て貧乏なのは、
社会のせいじゃなくて、自分のせいなんだって
意識できた人が次のステップに行けるんだと私は思っている。