5歳まで子育てして感じたこと | 永遠のSEVEN TEENブログ

永遠のSEVEN TEENブログ

リポドリンエクストリームでMAX106kgから85kgまで減量した
アラフォーです。元プロギタリストで、現在は子育てとしながら
サラリーマンしています。

私は、神奈川に住み東京で仕事しています。


ミュージシャンとして生計を立てていましたが
結婚して子供が生まれたのを機に
サラリーマンとして人生を再編成しました。

 

音楽は好きでしたが、
1人暮らしの時に1Kのアパートで
機材に囲まれ、ツアーのたびに1月留守にし、
ツアーから帰ると支払い忘れで電気が止まったり
家賃を滞納したり…


みたいなフーテンの生活は
子供がいるとできないし、

仮にできても、不安定な職業で
お金のことで子供に惨めな思いを
させたくないというのが私の思いでした。

 

それは私がお金で惨めな思いをするようなことなく
親が育ててくれたからです。

 

世の中には無責任な親もいて、
育児放棄やネグレクトなど、
社会問題にはなっているものの
野放しになっているのも事実。

 

私は親になったのに、
独身時代と同じ暮らしをしながら育児をできるなんて
思わなかったし、自分の
遊びたい、これが欲しい、出かけたい、
という欲求のために
育児をないがしろにして
子供の人生を不幸にしたくなかったので、
音楽を一時的に捨てる決意をしました。

 

子供が生まれたときに、
ちょうど音楽の良い案件の仕事が舞い込んできたりして、
引き受けたかったけど、断りました。

 

本当に悔しかったです。

 

そして、私は大学を卒業してから
会社員になったことがなかったのですが、
子育てと同時に正式な社会人になりました。

 

当時、初任給なんて家賃と光熱費で吹き飛びました。

 

若干の貯金もすぐに底をつき、
プロ時代の愛用機材を少しづつ
何年もかけてお金に換金して
どうにか家族は生きながらえることができました。

 

この5年はアベノミクスのおかげで、
給料も倍以上になり、年収も上がりました。

 

まだまだ、暮らしには余裕はないですが
上向きになっている感じはします。

 

育児については、大変の極みでした。
今までできていた夜更かしや、家事、スマホをみるとか
トイレに行くとか、髪の毛を乾かすという時間すら
子供から目が離せず、なんにもできなかったです。

 

でも、私は育児に入る前、
テレビで梅沢富雄が良いこといっていたのを聞いて、
覚悟できたのですが、


その言葉っていうのは、ちょうど虐待で子供が
親に殺された事件の時で、

 

「子は三界の首っかせ」といって、
子育てっていうのは本当に大変なことで
自分の人生をささげる覚悟を持たないといけない
中途半端にできるものじゃない」

 

そんなことを言っていて、
こんなおっさんがよく言うなと思いながらも
私の子育ての覚悟の言葉になったのです。

 

そして、妻には子育てと家を守ることをお願いし、
私は1馬力で稼ぎ、帰ってきたら子供の食事、風呂、寝かしつけ、
休日は朝から面倒見て、散歩して、というのを
今日までしてきました。

 

だからイクメンなんて造語は嫌いなんです。


育児は男でもするし、していないのに育児をアピールのための
パフォーマンスじゃないです。

 

イクメンなんてテレビで紹介されている奴は
家じゃ何もしていないんだろうと思っています。

 

ただ、私は音楽を捨て、社会人になり、
妻を専業主婦にして育児をして

良かったと感じたことは、
0歳から今日まで、常に子供は親と一緒に
いられたということです。

 

将来のためとか、生活のために
共働き家庭は多いですけど、
子供の小さいうちから預けてしまうって
子供はかわいそうに見えるし、
親としても辛いと思います。

 

だから最初から
0歳を預けることへの抵抗がありました。

 

でも、保育所に預けて仕事している方が圧倒的に
精神的には楽なんですよ。認可の保育所だったら
安く入れるしね。

 

四六時中一緒に赤ん坊~5歳まで過ごすって
めちゃくちゃストレスなんです。

 

育児の面倒な部分を全部、金払って
他人にしてもらえるし、


ストレスの部分を見ないで済むし、

預けれたら、親が「育児を大変」と感じるのは、
18時~翌朝8時くらいまで、
それ以外は子供と離れて居られるんだから

楽勝だよ。そりゃ子育てなんて簡単とか言えるだろう。

 

でも、母親が子供と離れて仕事して
給料は保育所への支払いで
手元に数万残る程度だったら
私は共稼ぎは嫌だなって思った。

 

10万円残っても嫌だね。

 

自分のキャリアや、旅行に行くため、
欲しいものを買うため、老後の暮らしのため、
当然仕事することは大事なんだけど、
それ以上に0歳から5歳の
大変でかわいい時期の記憶のほうが
大事だよなんて思ったものです。

 

育児は大変だけど、
子供と離れるのは、そのくらい嫌だった。

その辛い時間を
気が遠くなる時間を耐えて、こなして、
今があるので、本当に子供が愛らしいです。

 

365日中、363日は、仕事から帰った後、ご飯を一緒に
食べて、私が子供と風呂に入って夜一緒に寝るというのが
当たり前みたいになっているけど
本当に幸せだと感じています。

 

そりゃ、子供は無軌道で言うこと聞かなくて
イライラします。さっきからきれいごとみたいな文章ですが、
本当に大変な5年でした。っていうか今も大変。

 

でも、そういうもの以上に
この子が私と一緒にいて楽しいと感じて
笑ってニコニコ過ごせていることが
今となっては、うれしいです。

 

毎日毎日少しづつ何かできるようになったり、
かわいいところを見せてくれたり、
うれしい言葉をくれたり、

 

大好きな音楽の仕事も捨てがたったし、
長年使ってきた愛機を売るのも苦しかった。

 

でも、5歳まで
ものすごく頑張ったから悔いはないです。

 

モノなんか買えばいいことだしね。

 

きっと10歳にもなったら
親とは遊んでくれなくなるだろうし、
一緒に風呂も、寝ることもなくなるから

それまでは、抱きしめて寝させておくれよ。


怒っちゃうことが多いけどごめんな。
だから健康には気を付けて仕事頑張るよ。