うちの子は、もうすぐ5歳です。
今でこそ、言葉も通じるし、やりたいことも
はっきりしているので先を予測しやすく、
親も、次はこうくるなと察知できるので
非常にやりやすくなりました。

 

よく言えば、よその子に比べて、
脳みその回転が早い子だったので、
自分の欲求に対して正直で素早く、
できないことがあると怒るという
癇癪までの一連の流れがとても高エネルギーで
対処にとても困りました。

 

プレ幼稚園でも、
他所の子供はおとなしく、穏やかに
絵本を聞いたり、お母さんの膝で手遊びできたのに、
うちの子供は駆け回っているか、砂場で遊ぶかの
二択しかありませんでした。

 

きっと、同じように
今の時期プレで悩んでいるお母さんは
少なくないと思います。

 

でも、安心してください。


きっと、4歳過ぎたころには
とても落ち着いています。

 

子供は一人ひとり違うので
うちの子は癇癪はなくなりました。

 

一番大きいのは、言葉を手に入れたことです。

 

しゃべり始めはそこまで遅くはなかったですが、
裏声でしゃべることと、舌足らずなのは気にしていました。

 

今もサ行がほんの少し弱いです。

 

言葉を手に入れるのに大いに役立ったのは

「読書」です。

 

私も妻も読書が好きだし、読書する価値、
本を読み感動や知識を得る喜びを重視していたので、
子供にはたくさんの本を与えました。

 

2歳過ぎたら、毎週図書館で絵本を10冊借りて
毎日読み聞かせしました。

 

はじめは本に興味なく、どんどんページをめくり
話も聞いているんだかわかりませんでしたが、
徐々に、何か月もかけていくうちに話を聞くようになりました。

 

プレでも、紙芝居や絵本の時は
座るようになりました。

 

特に汽車が好きだったので、
汽車が描いてある絵本は片っ端から借りて、
電車の辞典も買ったし、絵本も買いました。

 

マニアックな鉄道雑誌を
グラビアのように見るのが好きな子です。

 

好きなものと読書を絡めることが大事です。

この子は本に興味がないとおっしゃる親御さんも

いましたが、実は、子供の興味と自分の好きなものを

混同してしまい、子供の好きな本を探しきれなかったのだと思います。

 

好きなものがわかったら、飽きるまで与えることが

本を好きになる秘訣だと思います。

 

また、読み聞かせは脳に良いと
東大に息子三人を送り込んだ名物母さんの
ことを知ったのは最近ですが、
うちの子も負けずに年間500冊は読んできました。

 

その甲斐あってか、
言葉への興味、文字への興味がおこり、
難しい言葉の意味を知りたがり、
意味なく使い、文字を書きたがるという
行動が表れてきました。

 

そこからは、早かったです。
何かあると癇癪が返答だったのが、
おもちゃを貸して、いいよ、後でのような
怒って願望をかなえる代わりに
言葉で意思を伝えることに
シフトしていきました。

 

4歳になるころには、
自分の希望を発信することができましたが、
その代わり言葉が「なんで、どうして」を連発して
同じ質問を何度もしたり、いつでもどこでも
なんでも知りたいようで散歩に行くと、
行きの道から、家に帰るまで
ずっとしゃべっています。

 

妻が昼に散歩して、帰ってきて、
昼寝までずっとしゃべるといっていました。

 

それが本当だとしたら、
私が仕事から帰宅してドア開けるときに
すでにしゃべっているので、
寝る前まで一日しゃべりっぱなしです。

 

あまりにうるさいので、口をふさぐこともありますけど、
でも、2.3歳のハイパーアクティブで
癇癪玉のような子供の激しい育児は終わり、
今はじっくりと本人の興味に向かうことを
助けることができます。

 

ここまで、読むとこの子供の特性について
なんとなくわかるかと思いますが、
ご想像の通りです。

 

今はあえて明記はしませんが、
とても大変な時期を乗り切ったことで、
すごく成長しました。

 

癇癪は、親の取り組みや、接し方
促し方で減らしていくことができます。

 

うちの子供は、もう癇癪がないです。
戸に指を挟んだり、砂場で手を踏まれたとか
そういう理不尽なことを受けると
怒りますが、ちゃんと怒ったいる理由を教えてくれます。

 

そして、言葉が達者になったので、
自分に痛みを与えたものへの断罪の言葉が
ペラペラと出てくるので、よそのぼけかかった爺さんなんかは
理解ができず驚いていました。

 

うちの子が癇癪を卒業するまでの
我が家の取り組みや、
私(父親)の役割をこれから
紹介できたらいいなと思います。