よく、老人は「昔はおおらかだった」といいます。
私はそれをうらやましく思います。

 

現在のように監視社会じゃないし、
のんびりと慌しく生きていたのが想像できるような
そういう時代だったと思います。

 

喫煙率も異常に高く、
JRの在来線でもタバコが吸えたというのも
すごい話だし、どこにでも灰皿があったし、
なによりも、人がタバコに対しておおらかであったというのも
寛容だったんだなと思います。

 

今は、カリカリと人の嗜好にまで口を出すような
卑しくも横暴な時代ですから
そういう寛容さだけでも見習いたいところです。

 

不倫も、石田純一の「不倫は文化だ」の発言以降、
今ではさらに批判が厳しいです。

 

するつもりはないですが、
チャンスがあったら心が揺らぎ、
酒の勢いで確実にそうなるのが不倫でしょう。

 

自分も避けられるか分かりません。

私の知り合いの職場でも、そこの社長は
有名な料理評論家と不倫していました。

子供が二人いて、社長は知り合いの勤める会社以外にも
下北沢でタピオカ屋をもっていたし、
老人福祉の会社も持っているような人でした。

 

社長なので、社会的な制裁は受けませんでしたが、
その後、逮捕されていました。そして離婚しました。

不起訴だったらしいですけど、離婚になり、
親兄弟にはどういう顔したのでしょうか。


一生子どもに会えないなんて悲しいですね。

 

私の会社でも、不倫していた上司がいました。
私が入社してすぐの頃、この上司はとても快活で
ハツラツとしていましたが不倫が会社にばれると
降格し、しょぼくれてしまい、喫煙所に行けば
いつもスマホをみて、目をあわさなくなって
暗くふさぎこみがちになりました。(自分のせいなのに傷つくアホ)

 

その後、退職されたのですが、
顛末を聞いたら大変なことになっていて、
入社してから、結婚。その際には
取引先の方も結婚式に招待。


ずんずん出世しますが、
取引先を騙って飲み歩くようになり、
新人と浮気、そして不倫関係になる。


実家の母親が倒れ死亡、そして離婚して
退職。不倫相手と結婚。

 

こういう人生はきついですね
これから幸せが約束されてもきつい。

母親はどういう気持ちで死んでいったのか。


親戚からつまはじきだろうし完全に孤立ですね。

失楽園が流行った時代は、不倫は当事者以外は
カジュアルに捉えていたと思います。

 

人々の道徳観もゆるく、
断罪するほどのものではなく、
友人だったら距離を置く程度のことでしたが

やはりSNSの普及で、
こういうものが悪だという人々の共通認識になると
人は魔女狩りや戦時中の非国民探しのように差別を始めます。

 

私は、自分の友人の不倫を知ったら距離を置くけど、
こらしめたり、拡散したり、断罪したり、改心させるようなことは
しません。興味ないし。

 

でも、世の中は、自分とは無関係の人

でも断罪して、懲らしめて
罰を与えて殺そうとしますね。

 

なんでだろう。

どうしてそこまで感情移入できるのに、
お前らは学校でイジメしてきたんだ?
同級生を無視したり嘲笑したり、物を隠してきたんだろう?

他人の不倫を断罪するほど、清廉潔白なのだろうか、
卑しくて、身勝手で、傲慢で無礼な人間なのに、
なんで人の「不倫」を責めて、
ポイ捨てや、歩きタバコを注意しないんだろう。

 

きっと、自分が不倫できる立場だったら
迷わず不倫して楽しんでいただろう
お前たちは自分には順番が来ないのを知っているから
悔しいから断罪するのだろうか。

 

自分にできないことしてたのしみやがってと。

だったらがんばって自分でも不倫すればいいのにあほらしい。
なんの努力もしないでなにも手に入れられないくせに、
人を責めるって簡単なことだけしてダセーな。

 

不倫に対する制裁がきつい社会になったけど、
不倫していない私には、他人の、まして
芸能人の不倫なんて関係ない。

 

だったらもっと楽しい話とか、笑える話や、感動秘話とか
そういう話をワイドショーで聞かせてほしい。

ミヤネ屋は反アベで、不倫野郎が司会しているけど、
東出の不倫を取り上げるんだったら
もっとミヤネに週に何回ヤッてたとか、相手の好みの体位とか、
おもちゃ使うのかとか、1回の所要時間とか
突っ込んだ質問しろよな。ジャーナリストなんだろ。

 

そんな話されても見ないけどな。