一人でプロになろうと決めてから、本当に身軽になりました。
事務所に所属しているシンガーソングライターと仲良くなり、
その人がラジオのジングルなんかを作成している人と
事務所を紹介してくれました。
私は正式に契約はしていないのですがその事務所の人に
少しの期間お世話になりました。若い女の子がメインのロックバンドのサポートです。
そのバンドはリーダーがシャムシェイド好きで一人で
シャムシェイドごっこしていたのですぐにやめました。
勉強したことは何もありません。
しいていうなら、かっこつけるのってダサいなということです。
ただ、ひとりですから、身軽です。
次回のライブでやめさせてくださいといい、それで終わり。
あっけないものです。
ある日、知り合いの大物女性歌手は悩みながらこういいます。
「自分の主催のイベントがあるけど、ギター弾いてみるか?」ギャラは出せないけど、
勉強という意味で出してあげるけど、どうする?
とのことでした、場所は2000人キャパの会場「ゼップ東京」。
心臓が爆発しそうでした。私にとってはじめてのプロの舞台。
リハーサルから機材の運搬まで何から何まで初めてでした。
当日は、緊張しました。満員御礼お客はぎっしり。
演奏は・・・でかいミスを一発ぶちかまして終了。
以後仕事では呼ばれません。超プロの世界での初めての洗礼。
プロ野球でも新人がぼこぼこに打たれて洗礼を受けるみたいな、
そういう感じだったと思います。
コンサートでのミスなんて洒落にならんのですけど、
でも達成感と満足感はありました。
そして、プロのギタリストになりたい自分の課題を見つけました。