片親家庭というのは、私が小さい頃、
クラスに一人はいました。
実家の近くに母子寮があり、
クラスメイトの何人かは個々から通学していました。

 

イエナプラン教育の【KXN(ケーバイエヌ)】

親が一人しかいない状況は
経験がないので、細かいことは分かりませんが、
今になって思うのは、相当大変で、
自分ひとりではできないなという思いです。

 

皮算用のような、甘い計算もできますが、
リアルに考えたときに、
仕事しながら子育ては並大抵ではないでしょう。

金銭的な問題としては、
テレビに出ていた生活保護家庭を除き、
必死に仕事して子育てすると言うのが
当たり前なので
母子家庭手当てなどの、国からの保護があっても、
豊かな暮らしをするのは難しいです。

 

子どもへの影響もそうで、
片親を事故や病気で亡くしたパターンと、
親の勝手で離婚したパターンでは、
育ちに影響が出ます。

 

これ、私が言い切れるのは、
後者のパターンだと明らかにグレます。

というか、グレるとかグレないじゃなく、
親の目が行き届かなくなるので
遊びがエスカレートして
夜遊びから始まり、タバコ酒といったように、
子供はブレーキなんか甘いので
不良と呼ばれるような
生活サイクルが始まるだけです。

 

いじけて不良化というのも正しい表現ですが、
基本的に、タバコや酒やセックスに興味をもつのも、
手を出すのも本人ですから、
そこを親のせいにしたら親が不憫です。

親が、そこに20歳まで手を出してはいけないという
道徳心を植えつけることができない
家庭環境にしたということも原因です。

 

私は私立の高校でしたので、
片親の子どもは知りませんでしたが、
小学生の頃はかなりの数がいました。

避難訓練で、家族が迎えに来るときに、
母子寮の連中が、寮長みたいなおっさんと
集団でワイワイ帰っていたのを見て、
なんとなく楽しそうだと思いました。

 

クラスにいた母子家庭の子で
良く覚えているのは、
「榊原さん」と「淡路さん」です。

二人とも、女の子で
一番印象的なのは
二人とも「霊が見える」といっていたことです。

 

榊原さんにいたっては、守護霊が見えるとまで
言っていて、クラスメイト数人の背中に
「おばあさん」がいるとかなんとか言っておりました。

淡路さんは、こっくりさんの変形版の
「エンジェルさん」を放課後にやっていました。

 

クラスメイトは信じていた?ようなのですが、
私は、まったくのデタラメだと思っていたし
かといってデタラメという証拠がないので
この二人についてすごくイライラしていました。

 

しかし、二人とも、大事に育てられているのか、
下品ではなく、不良化せずいたのは、
母の愛と思います。

何が言いたいのかというと、
子供が分けの分からんことを言いはじめるというのは
心のバランスがおかしくなっているサインだと思います。

 

ワンオペで育児していると、
見過ごしがちですが、おかしな言動が見えたら
一緒に散歩でもしながら
沢山子どもの話を聞いてあげてください。
それだけでも、子どもは不安がなくなります。