若いときの刷り込みはきっと一生引きずるものだと思います。
というのも、私にも何個かそういう刷り込みがあって
その1つが
エフェクターを使いすぎるとへたくそになる
というもの。
昔、ギターのことはすべて職場のセミプロの上司に教えていただき
その上司の師匠が、すごいスタジオミュージシャンだったので、
その言葉はほとんどが私にとって正義だったのです。
上司はとにかくギターが上手い。レベルが違う。
その上司にカッティングを教わったときに
「コンプかけると上手く聞こえるけど上手くならないよ」
って言われてからずっと信じていた。
ギターはアンプ直が一番とかそういうのと同じ。
アンプ直なんていうのは、童貞のカッコつけみたいなもので
「ワンパン」とか「タイマン」とか
そういう言葉の次にダサいものです。
あとノイズゲートつかうと音が細くなる。
この言葉にもずいぶんと縛られました。
エフェクターをつなぐときに発生する音痩せ
実際そんなものよりも大事なことはたくさんあるのですが、
そのせいでバッファーとかトゥルーバイパスとか
高品質のケーブルでパッチからなにからすべてそろえたけど、
コンプとノイズゲートは導入しなかった・・・
というか、海外のプロの100%はこういうエフェクターを
駆使していい音、ストレスのない音、お客さんが聞きやすい
かっこいいきれいな音を作っている。
ライブ会場でハウんないように
上手く聞こえるようにエフェクターをフル活用している。
プロというのは本来そうやって
自分の音をベストな状態にするために考える。
エフェクターは音を歪ませたり、極端に変えたりするだけじゃなく
きれいに補正するものだってやっとおじさんになって気がつきました。
ちなみに私の好きなSLASHもコンプレッサーのラックを入れていました。
アリーナバンドだから当然だね。でも1990年代のスラッシュのラックシステムとか
みると、こんなにたくさんエフェクター繋いで「ロックじゃねーなー」と思うけど、
演奏を聴くとバリバリに最高にかっこいいロックなんだよね。
バリバリにかっこいい音にするためにエフェクターがあるから
それを使うことがかっこ悪いとか男らしくないというのは違うんだよ。
これはオススメ!
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