人気シリーズの舞台「バグバスターズ」。1〜3まで続いた作品のスピンオフ的なお話だったstage blue。その演出を新しく任されることになりました。嬉しかったのと同時にかなりのプレッシャーを感じたことも事実です。演出が変わって面白くなくなったと言われるのが演出家にとっては一番辛いですからね。まあ、とはいってもそれまでの演出家さん(ホチキス・米山和仁さん)とは同じことはできないですからね。自分のやり方でやるしかないと割り切って演出させていただきました。脚本家は今まで通り前出の米山和仁さんだったのですが、米山さんから「扇田さんのやりたいようにやってください」と言っていただいたのもものすごく助かりました。

この座組では反橋くんや仲田くん、後藤くん、山崎さんなどなどたくさんの素敵な役者さんと知り合うことができました。反橋くんと仲田くん、山崎さんはその後に演出させていただいた初の2.5次元作品「かくりよの宿飯」でもご一緒だったのですが、ここで一緒にやれたのはとても大きかったです。

そして実はこのバグバスターズで初めて「殺陣あり」舞台を演出させていただきました。私は基本ストレートプレイの作品の演出がほとんどなのですが、一度はアクションありの舞台にも挑戦してみたいと思っておりました。色々な意味で本当にやれてよかったなと思える作品でした。そして何より、めちゃくちゃ楽しかった。稽古場から笑っぱなしでしたからね。

そしてありがたいことに2019年3月に「バグバスターズ」の新作stage yellowを演出させていただくことになりました!今から楽しみでなりません。何より林明寛くん、磯貝龍虎くんの2大モンスターと久しぶりに一緒だし、仲田くんの主演作を「かくりよの宿飯」に続き演出させていただけるのはもうワクワクしかありません!それにしてもこの「バグバスターズ」シリーズ。米山さんのアイデアが素晴らしい!これは色々なコンテンツに発展させることができると思います。アニメ、ゲームにもできるんじゃないかなあ。これからの「バグバスターズ」から目が離せませんよ〜。もちろん舞台もね笑。