さあ、2018年もたくさんの作品に関わらせていただきました!ざざっと思い出しつつ、振り返りブログを書きたいと思いますー。さあ、年末までに書き上げられるか…?

 

2月に、今はなくなってしまった劇場・犀の穴で上演された「12人の分かれる劇団員」で脚色と演出を担当させていただきました。大きな設定と大まかな流れは元々あった脚本を使用させていただき、それをリライト。全員が女子の劇団ガールズレボリューションのお話にしました。ガールズレボリューションという劇団名にしたのは「ダサい」から笑。

この座組は演技経験はあるものの「たくさんのセリフを話したことはない」といった女の子がほとんどで、みんな膨大なセリフの量に苦戦しておりました。私にしては珍しく結構厳しめにみんなに演出をしました。短い稽古期間ながらみんな頑張っていたのですが、緊張や準備不足(アップ不足)から初日の出来があまり良くなかった。非常に悔しくて、終演後にみんなを集めかなり厳しめのことを言った記憶もあります。なんだか、本当に劇団を率いているような気持ちになりました。このときご一緒した花梨ちゃん。12月の「ライナスの毛布」にも出演してもらったのですが、「12人の〜」で非常に上手くなったなあという印象を持ちました。他の女の子たちもものすごく伸びてくれました。このような若手公演的なものは、非常に有意義ですね。彼女たちにとっても大きな役をやれるチャンス。大きな役には普段の脇役では味わえない経験ができますからね。演出サイドにとっても、まだ経験の浅い子にどうやって演出意図などを伝えるのかを考えることは自分の演出スタンスを再確認する機会にもなります。興行として成功すれば結構WINWINな公演になりますね。一度、そういう公演をプロデュースしてみようかしら。

2018年のスタートを飾るのにふさわしい作品・座組だったと思っております。