さて、ブログの続きです。

まずは、チームフェニックスエンターテイメントサイドのキャスト陣。

 

バグバスターズの「いじられ番長」である渡辺和貴くん。本人曰く、いじられすぎて初演から随分キャラが変わったとのこと笑。私的には別に変わってるとは思わないんですけどね。アニメで言うところの通常キャラ時と二頭身キャラ時がある人物というか。まあ、今回はほとんどのシーンで二頭身キャラでしたが笑。和貴くんは、基本的な演技力が高いですからね。堅物のかっこいい役とかもめちゃくちゃ良いですから(初演五大笑)。だからこそいじられても場のエネルギーが停滞しないし、むしろ加速する。そしていじられた後の返しも非常にうまい・・・。これ以上、彼のいじられを冷静に分析すると「恥ずかしいんでやめてもらっていいですか?」と言われてしまいそうなのでこの辺にしておきます笑。あと、やはり声の圧の凄さ。音圧が本当にすごい!林明寛くんと並んで、バグバスターズの顔と言ってもいい和貴くん。今後のシリーズにも間違いなく必要な男だと思います!

 

そして、これまたいじられキャラの大海くん。よくよく考えたらバグバスターズ2大いじられの和貴くんと大海くんが舞台上ではほぼほぼ一緒に出てたんですよね。何でしょう?「混ぜるな危険」みたいなものです。しかし、とてもいいバランスの二人でした。五大・大澤コンビ、私はかなり好きでした。大海くんの素晴らしいところは、やはり鉄のハート。ハートが強いからスベってもスベった雰囲気にならない。まあ、本人はもしかしたら精神ズタボロになってるのかもしれませんが笑。あの飄々とした感じはなかなか出せないと思いますよ。彼の魅力的な個性の一つですね。彼もなかなかのスケジュールだったのですが、稽古に来れない間もその空白を埋めるべく人知れず頑張ってくれていたのだと思います。頭の回転も早いんです、実は。今回の作品では大澤という役がより輝くポジションになったのではないかと思っておりますが、そこは大海くんの貢献度が大だと思います。大海くんの小話が、今後のバブバスターズの名物パートになったらいいなあ。

 

本番中、鬼のように演技が変わって行ったのが矢吹役を演じた奥谷くん。彼はスケジュールが本当にタイトでした。なので稽古に来た時はお芝居部分、ダンス部分、殺陣部分を作り込むことに時間を集中しました。矢吹の役自体はフリーダムな部分がなくても全然成立する役だったので(というかそのほかの役もフリーダムがなくても成立するんですけどねw)、役が成立することが第一ですからね。まあ、一緒に出てるのが五大と大澤だったというのもありますが。ところが、ゲネを終え、初日を終え・・・としていく中で、あっという間にフリーダムな雰囲気に馴染み、バンバンぶっ込み出しました。ものすごい柔軟性!そして何より、年齢がまだまだ若いということにも驚かされました。舞台上でのあの落ち着きようはなんなんだと。いや〜、末恐ろしい人材です。同じグループの安孫子くん曰く、奥谷くんはかなり天然ボケらしいので、そういった役でも一度ご一緒したいものですね。

 

そしてそして、やはり忘れちゃいけないのが、山﨑さん。ミスターバグバスターズ!あの飄々とした感じとか、その場で起きたことへの対応の早さとか、ネタの面白さとか、もちろんお芝居面での貢献度も大なのですが、本当にこの人が現場にいるのといないのとでは全然違いますね。とにかく役者全員から慕われているし、信頼されているし、本当に素敵な役者。今回は若手との絡みもたくさんあったのですが、みんなにネタを提供したり、若手が暴れやすい環境を作ってくれたり、本当に助かりました。私は普段、自分の劇団をやっているのですが、同じように劇団をやっているザキさんが若い子たちの中でビッカビカに輝いているのを見るのが本当に嬉しいんです。あらゆる面でバグバスターズに必要な人。それがザキさん。本当にありがとうございましたと、この場で改めて言わせてもらいます!

 

生徒たちのことはまとめて書きたいので、先に、教頭・嫌な先生・木崎父・ピンクの腰振り野郎・カイジを演じた丸山くんについて。丸山くんは先ほど触れた私の劇団の劇団員でもあり、私が一番信頼している役者です。かれこれ15年くらいの付き合いですかね。バグバスターズには今回が初参加だったのですが、稽古を通して日に日にほかのキャスト陣に注目されるようになっていく丸山くんが誇らしかったです。ネタの狂い度的には丸山くんが一番だったのかな笑?笑いの大きさは別として笑。教頭先生がかなりイカれてましたが、あれは丸山くんの貢献度が大です。脚本上は青柳のことをよく思っていないというシンプルな役でしたからね。しかし、木崎父としてはお芝居のシリアスパートもしっかり締めてくれましたし、作品全体への貢献度もなかなか大きかったように思います。ザキさんに続く最年長だったのですが、ザキさんや丸山くんみたいな最年長チームが進んでぶっ込みまくる現場って素敵だなーと思いました笑。稽古以外でも演出の相談を聞いてもらったり、本当に助かりました。

 

これまた忘れちゃいけないのが、アンサンブルを務めてくれた成瀬くん、遠田くん、荘司くんの3名。もうほぼほぼキャストなんじゃないの?というくらい彼らもバグバスターズのフリーダムな雰囲気作りに貢献してくれました。アクションシーンが多かったので、とりあえずみんな怪我なく終えてくれたことが何よりも嬉しい。そして、3人とも作品を良いものにしようと色々考えてくれる。自分たちにできることを考え、スキあらば自分たちもぶっ込んでくる。非常に良いバランスでやってくれていたと思います。公演を支えてくれた彼らには本当に頭が上がりません。ありがとう!

 

今回はこの辺で。次回はチーム生徒編で。