いよいよ、ラストラズボブログです。
今回はラズベリーボーイ2から初参加してくれたキャストおよび新キャラを演じてくれた皆について書こうと思います。
◯小林淕役:山下翔央くん
今回の続編から新たに加わった新キャラである小林淕。本人はどう思っていたか分かりませんが、この淕という役、かなり難しい役だと思います。特にラズボ1から観てくださってるお客様からの期待と言うかプレッシャーがあったんじゃないかと。ラズボ1のメインキャストの一人である小林湊はかなり皆さんから愛された役でした。その弟です。しかも今回は湊が出ない。なんというか、その場にいない大きな影を感じながら演じると言うか…まあ、淕自体がそういう役どころでしたが。
そんな中、翔央くんは淕という新キャラに見事に息を吹き込んでくれました。翔央くんはとにかく役者脳が凄い!セリフを覚える早さ、段取りなどを覚える早さ。もの凄いものがあります。翔央くんは稽古への参加が少し遅れた組でしたが、なんと!参加3日目にして通し稽古(最初から最後まで止めずにやる稽古)をしてしまったのです。これ、私のミスだったんです。翔央くんが参加してまだ間もないことを忘れていたんです…。しかし、さらっとこなしてしまった。今まで色々な大変な現場を踏んで来てるんだろうなと痛感できたエピソードでした。ラズボの雰囲気に馴染んで来た稽古後半ぐらいからは、みんなにバシバシつっこんで、見事な舵取りをしてくれました。普段はボケキャラが多いそうなんですが、彼の頭の回転の早さとツッコミの鋭さやタイミングの上手さは、絶対突っ込みキャラが合ってると思います。そして、彼も富田翔くん同様、ほぼミスをしない。素晴らしいことだと思います。しかし、彼にとってはそれも当たり前なんでしょう。とてもプロ意識の高い役者さんです。あと、皆さんの感想にもよくありましたが、ダンスの切れと華。私もいつも見とれていました。とにかく、色々な驚きをくれた役者さんです!ご一緒できてホント楽しかった!
◯日野康文役:小野一貴くん
私的には今回の一番のビッグサプライズ!それが一貴くんです。まさか、日野をあんな風に料理するとは…。稽古当初は、一に元気、二に元気!という感じで演じていたんですが、「康文はプチ喜一だよ」と伝えたことにより、どんどん皆様が本番で目にした康文になっていきました。いや~、面白かったですね~。怪物アッキーの喜一にも負けないぐらいのバカっぽさ、パワーを感じました。本当に喜一と重なる。喜一の魂が12年後の部長にも引き継がれていると感じました。2人が大根役者なのに意気投合するところの説得力はハンパなかったです笑。
こういう役は得意な子なのかなあと思っていたんですが、聞いてみたところ、こんなバカな役は初めてやったと知って驚きました。これからはもっともっと康文をやった時みたいに攻めまくってほしいですね。というのも、彼は演技の基本性能が非常に高い。声は強いし、セリフもはっきりしているのですごく言葉が入って来る。間やテンポもうまい。そんな人がぶっ壊れた演技も出来たら、それはもう鬼に金棒ですよ。今後が非常に楽しみな役者さんです。ラズボの雰囲気に馴染んで来た稽古後半からは、色々とぶっ込んで来ていたので見ていて楽しかったです。普段話していると凄く真面目だなあと思ったら、可愛らしいお茶目な部分も見せて来る。本当に魅力のある子だと思います。一貴くんは「新しい康文」像を思う存分見せてくれました。そして、新しい風も大いに吹かせてくれました。また是非ご一緒したいですね。
◯今和泉かける役:秋葉友佑くん
この子は、ホント徐々に化けていった子でしたね。稽古序盤では、まあ、あんな強者たちばかりの現場なので仕方ないかもしれませんが、凄く演技が固かった。テンションはとても高いけど空回りしていると言うか…。回数を重ねていくうちに、徐々によくなって行ってはいたのですが、それでも何か物足りない。で、稽古後半くらいで富田翔くんを初めとした役者陣たちがなんとか秋葉くんを面白くしよう!と色々試し始めたんです。最初の登場シーンですね。みんなが提案するものを一生懸命チャレンジする秋葉くん。汗だくになりながら。である程度出来上がったものを私の方で少し形を整える。で、それを見た皆がまた色々提案する。そしてついに秋葉くんが持っている独特の雰囲気と面白さが融合して、今回のかけるくんが出来上がっていきました。あの冒頭の登場シーンは稽古場でも何回見ても面白かったですから、本番でも爆笑なのは頷けます。しかも今回はモンスター龍虎のターゲットになってましたからね。どんどんおいしい存在へとなっていきました。でも、兄であるあゆむへの愛情も忘れないように演技指導。すごく大変だったと思いますが、本当によく頑張ってくれていたと思います。最終的にはかけるくんも新しいラズボの雰囲気を形作る重要な役の一つになっていましたからね。たいしたものです。皆さんの感想でも、秋葉くんがいい!という意見も多かったですし、これから凄く人気が出るんじゃないでしょうか?あと何より、美緒くん演じるあゆむと本当の兄弟に見えたことが、一番の大成功だったと思います。なんか似てるんですよね、この2人。今度ご一緒するときはさらなる成長した姿に期待です!楽しみ!
◯三枝誠二役:青峰佑樹くん
とにかく色が黒い!私の第一印象です笑。そして笑うと凄く可愛い。特にじょうじくんには可愛い可愛いされてましたね。彼の役どころは中盤で演劇部員たちを大きく揺さぶるというもの。あのシーンは一番稽古したんではないでしょうか?それほど私の中では物語の流れとして非常に大切なシーンでした。みんなもそれをよくわかっていてくれて、佑樹くんも凄く頑張って練習していたし、テラくんとかじょうじくんも沢山アドバイスをしてくれていました。
脚本上、実は三枝と言う役はバリバリ仕事のできる有能な秘書、頭の切れるタイプというキャラでしたが、それだと佑樹くんの良さが出ないだろうといつもニコニコした爽やかででもちょっと間抜けなキャラにしてもらいました。そこからのギャップを上手く使って中盤のシーンではビシッと締める。そうしてもらったことで凄くいい効果が作品にもたらされたと思ってます。あとは佑樹くんの元々持っている良さ「憎めないキャラ」という要素が重なり、見ていて微笑ましい人物に仕上がっていたと思います。すごく頑張り屋さんだし、これからもっともっと色んな経験を積んでいい役者さんになっていって欲しいものです(今回が2回目の舞台だったとのこと)。あと何気にボディーがムキムキなんです。腕とかすんごいことになってましたからね。物怖じせず日替わりネタもぶっ込んでたし、今回のラズボでの経験が彼の未来に素敵な光を与えてくればいいなと願って止みません。また一緒に芝居やろうぜ!
さてさて、この辺でラズボの振り返りも終りたいと思います。次に皆とご一緒できる日が来るのが本当に楽しみでなりません。この作品は私にとってもある意味、演出家としての分岐点になった作品でした。芝居の作り方に対する考え方が変わったというか…。実は私、以前はアドリブ禁止!な人間だったんです。でもラズボをやることで、そんなつまらないこだわりは意味のないものだということを痛感しました。もちろんその辺りは作品によっても変わって来ると思いますが、このハチャメチャなラズボワールドがお客様に受け入れられたというのが何よりの収穫です。そんな作品ですからこれからも本当に大切にしていきたいです。次ラズボが上演されるときは、もっともっとパワーアップしたとんでもないものにしていきたいです。やはり、お客様の笑顔や笑い声、そして元気をもらった!などのありがたいご感想が何よりの宝物です!
これからもラズベリーボーイをよろしくお願いします!そして、愛すべきラズベリーボーイたちを末永く応援してあげてください!ありがとうございました!
今回はラズベリーボーイ2から初参加してくれたキャストおよび新キャラを演じてくれた皆について書こうと思います。
◯小林淕役:山下翔央くん
今回の続編から新たに加わった新キャラである小林淕。本人はどう思っていたか分かりませんが、この淕という役、かなり難しい役だと思います。特にラズボ1から観てくださってるお客様からの期待と言うかプレッシャーがあったんじゃないかと。ラズボ1のメインキャストの一人である小林湊はかなり皆さんから愛された役でした。その弟です。しかも今回は湊が出ない。なんというか、その場にいない大きな影を感じながら演じると言うか…まあ、淕自体がそういう役どころでしたが。
そんな中、翔央くんは淕という新キャラに見事に息を吹き込んでくれました。翔央くんはとにかく役者脳が凄い!セリフを覚える早さ、段取りなどを覚える早さ。もの凄いものがあります。翔央くんは稽古への参加が少し遅れた組でしたが、なんと!参加3日目にして通し稽古(最初から最後まで止めずにやる稽古)をしてしまったのです。これ、私のミスだったんです。翔央くんが参加してまだ間もないことを忘れていたんです…。しかし、さらっとこなしてしまった。今まで色々な大変な現場を踏んで来てるんだろうなと痛感できたエピソードでした。ラズボの雰囲気に馴染んで来た稽古後半ぐらいからは、みんなにバシバシつっこんで、見事な舵取りをしてくれました。普段はボケキャラが多いそうなんですが、彼の頭の回転の早さとツッコミの鋭さやタイミングの上手さは、絶対突っ込みキャラが合ってると思います。そして、彼も富田翔くん同様、ほぼミスをしない。素晴らしいことだと思います。しかし、彼にとってはそれも当たり前なんでしょう。とてもプロ意識の高い役者さんです。あと、皆さんの感想にもよくありましたが、ダンスの切れと華。私もいつも見とれていました。とにかく、色々な驚きをくれた役者さんです!ご一緒できてホント楽しかった!
◯日野康文役:小野一貴くん
私的には今回の一番のビッグサプライズ!それが一貴くんです。まさか、日野をあんな風に料理するとは…。稽古当初は、一に元気、二に元気!という感じで演じていたんですが、「康文はプチ喜一だよ」と伝えたことにより、どんどん皆様が本番で目にした康文になっていきました。いや~、面白かったですね~。怪物アッキーの喜一にも負けないぐらいのバカっぽさ、パワーを感じました。本当に喜一と重なる。喜一の魂が12年後の部長にも引き継がれていると感じました。2人が大根役者なのに意気投合するところの説得力はハンパなかったです笑。
こういう役は得意な子なのかなあと思っていたんですが、聞いてみたところ、こんなバカな役は初めてやったと知って驚きました。これからはもっともっと康文をやった時みたいに攻めまくってほしいですね。というのも、彼は演技の基本性能が非常に高い。声は強いし、セリフもはっきりしているのですごく言葉が入って来る。間やテンポもうまい。そんな人がぶっ壊れた演技も出来たら、それはもう鬼に金棒ですよ。今後が非常に楽しみな役者さんです。ラズボの雰囲気に馴染んで来た稽古後半からは、色々とぶっ込んで来ていたので見ていて楽しかったです。普段話していると凄く真面目だなあと思ったら、可愛らしいお茶目な部分も見せて来る。本当に魅力のある子だと思います。一貴くんは「新しい康文」像を思う存分見せてくれました。そして、新しい風も大いに吹かせてくれました。また是非ご一緒したいですね。
◯今和泉かける役:秋葉友佑くん
この子は、ホント徐々に化けていった子でしたね。稽古序盤では、まあ、あんな強者たちばかりの現場なので仕方ないかもしれませんが、凄く演技が固かった。テンションはとても高いけど空回りしていると言うか…。回数を重ねていくうちに、徐々によくなって行ってはいたのですが、それでも何か物足りない。で、稽古後半くらいで富田翔くんを初めとした役者陣たちがなんとか秋葉くんを面白くしよう!と色々試し始めたんです。最初の登場シーンですね。みんなが提案するものを一生懸命チャレンジする秋葉くん。汗だくになりながら。である程度出来上がったものを私の方で少し形を整える。で、それを見た皆がまた色々提案する。そしてついに秋葉くんが持っている独特の雰囲気と面白さが融合して、今回のかけるくんが出来上がっていきました。あの冒頭の登場シーンは稽古場でも何回見ても面白かったですから、本番でも爆笑なのは頷けます。しかも今回はモンスター龍虎のターゲットになってましたからね。どんどんおいしい存在へとなっていきました。でも、兄であるあゆむへの愛情も忘れないように演技指導。すごく大変だったと思いますが、本当によく頑張ってくれていたと思います。最終的にはかけるくんも新しいラズボの雰囲気を形作る重要な役の一つになっていましたからね。たいしたものです。皆さんの感想でも、秋葉くんがいい!という意見も多かったですし、これから凄く人気が出るんじゃないでしょうか?あと何より、美緒くん演じるあゆむと本当の兄弟に見えたことが、一番の大成功だったと思います。なんか似てるんですよね、この2人。今度ご一緒するときはさらなる成長した姿に期待です!楽しみ!
◯三枝誠二役:青峰佑樹くん
とにかく色が黒い!私の第一印象です笑。そして笑うと凄く可愛い。特にじょうじくんには可愛い可愛いされてましたね。彼の役どころは中盤で演劇部員たちを大きく揺さぶるというもの。あのシーンは一番稽古したんではないでしょうか?それほど私の中では物語の流れとして非常に大切なシーンでした。みんなもそれをよくわかっていてくれて、佑樹くんも凄く頑張って練習していたし、テラくんとかじょうじくんも沢山アドバイスをしてくれていました。
脚本上、実は三枝と言う役はバリバリ仕事のできる有能な秘書、頭の切れるタイプというキャラでしたが、それだと佑樹くんの良さが出ないだろうといつもニコニコした爽やかででもちょっと間抜けなキャラにしてもらいました。そこからのギャップを上手く使って中盤のシーンではビシッと締める。そうしてもらったことで凄くいい効果が作品にもたらされたと思ってます。あとは佑樹くんの元々持っている良さ「憎めないキャラ」という要素が重なり、見ていて微笑ましい人物に仕上がっていたと思います。すごく頑張り屋さんだし、これからもっともっと色んな経験を積んでいい役者さんになっていって欲しいものです(今回が2回目の舞台だったとのこと)。あと何気にボディーがムキムキなんです。腕とかすんごいことになってましたからね。物怖じせず日替わりネタもぶっ込んでたし、今回のラズボでの経験が彼の未来に素敵な光を与えてくればいいなと願って止みません。また一緒に芝居やろうぜ!
さてさて、この辺でラズボの振り返りも終りたいと思います。次に皆とご一緒できる日が来るのが本当に楽しみでなりません。この作品は私にとってもある意味、演出家としての分岐点になった作品でした。芝居の作り方に対する考え方が変わったというか…。実は私、以前はアドリブ禁止!な人間だったんです。でもラズボをやることで、そんなつまらないこだわりは意味のないものだということを痛感しました。もちろんその辺りは作品によっても変わって来ると思いますが、このハチャメチャなラズボワールドがお客様に受け入れられたというのが何よりの収穫です。そんな作品ですからこれからも本当に大切にしていきたいです。次ラズボが上演されるときは、もっともっとパワーアップしたとんでもないものにしていきたいです。やはり、お客様の笑顔や笑い声、そして元気をもらった!などのありがたいご感想が何よりの宝物です!
これからもラズベリーボーイをよろしくお願いします!そして、愛すべきラズベリーボーイたちを末永く応援してあげてください!ありがとうございました!