こんにちは!
製作段階から倍音が豊かに出るように設計されたAyersギターOTS2.0シリーズが続々登場してきました。
ボディサイズが小さいギターや、マホガニーを使ったギターなど、世界初なのではないかという挑戦的なモデルも登場しています。
まずはL-00サイズのギターから。L-00と言えばギブソンが1932年に販売した14フレットジョイントのスモールギターです。
Gibson L-00 1932
スモールギターは大きなボディよりも音が高くなります。人が歌う周波数に近いと言われています。
それで、リードやメロディーの演奏に適したギターとして活躍してきました。
そのボディサイズが小さいギターに倍音が入るとどんな音になるでしょうか。次の動画から、世界初?のL-00の構造倍音入りギターの音をお聴きください。
いかがでしたか。小さいボディでも、倍音が豊かに鳴ると音量が大きくなってしかもメロディが重なり、より表現力が増しますね。倍音はスモールボディのギターにもかなり有効的です。
続いては、倍音入りマホガニーギターです。マホガニーはローズウッドよりも下に見られがちなのですが、構造倍音が入ったマホガニーのギターの音はどんなものでしょうか。
このギターのボディサイズはOM(オーケストラモデル)です。オーケストラモデルはマーチンが1930年に販売したのが有名ですが、SJ(スモールジャンボ)やA(オーディトリアム)よりも小さなサイズで、主にフィンガーピッキング中心の演奏で用いられているギターです。
Martin OM-45 1930
右がOM(オーケストラモデル)になります。SJよりやや小ぶりです。
そのOMサイズのマホガニーの音を聴いてみましょう。
いかがでしたか。とてもパワフルなマホガニーの音ではないでしょうか。倍音はマホガニーの良さをさらに引き出す働きもしています。もちろん12フレットジョイントとスロッテッドヘッドにより、弦のテンションが高いのも良い影響になっていると思います。
いずれにしても、倍音入りギターはどれも素晴らしい鳴りがしますね。
また新しい倍音入りギターが出ましたら紹介いたします。
ではまた!