こんにちは!
インターネットリカバリーのない時代のMacbook Airをクリーンインストールするのに苦労した話の最終回です。
インストールDVDもないので、公式サイトからMac OS X10.7(Lion)をダウンロードし、そのままだとインストールUSBを作成できないので、データを抽出し、外部アプリを使ってようやくインストールUSBが完成しました。
インストールUSBを本体に挿し、電源を入れてから「C」を押しっぱなしにします。(インターネットリカバリーができる場合は、「Option」キーを押すのですが、メディアからのリカバリの場合は「C」になるようです)
USBメモリにアクセスし始めて、ついにインストールが進みました!(ちなみに膨らんだ内蔵バッテリーは取り外し、ACアダプタのみで動かしていますが、問題なく動作しています。)
ここまで来るのにものすごい時間を使ったので、感動モノでした。あとは流れに沿って進むだけです。
そして、無事Lionをインストールできました。ワタクシが昔使っていたiMacもLionだったので、何とも懐かしい画面です。
でも、古いOSなのでiCloudなどの機能が十分ではないので、可能な限り最新OSにアップデートしてみました。
Macbook Air(2010 Late)の可能な最新OSはHigh Sierraでした。2017年に出たOSなので、それでも5年前になります。
ファームウェアも更新されインターネットリカバリーができるようになったので、それを使ってアップグレードしましたが、けっこう時間がかかり、トータル2時間くらいで終わりました。
そして、動かしてみると…
動くのは動くのですが、マシンの能力的にブラウザを開くだけでもいっぱいいっぱいで、まったく実用的ではありません。CPUがCore2Duo 1.4Ghz、メモリが2GBなので無理もありません。
結局、メモリ増設ができないMacbook Airは、OSが年々アップグレードされると付いて行けないのだと思います。
しかし、この時代のMacbook Airのキーボードはとても打ちやすく、スタイリッシュなボディと相まって、このまま捨てるにはもったいない気がします。11インチのサイズも持ち運びにちょうどいいですしね。
Macbookのキーボードですが、2015年以前は一般的なシザー構造のキーボードを採用していたため、ある程度の深さがあり打ちやすく感じるのだと思います。
2015年に独自のバタフライ構造にしたところ、見た目は薄くてかっこいいのですが、あまりにも薄くて打鍵感がなく、評判が良くなかったため、2019年以降はシザー構造に戻しているようです。
では、この古いMacbook Airが生き残る道は何でしょうか。
やはりLinuxだと思い、インストールしてみました。そして、できる限りMacのデザインを真似てカスタマイズしてみました。
その結果…
こうなりました。MacOS Mojave風です。壁紙とテーマ、アイコン、そしてドックと上のアップルメニューを追加しています。
けっこう雰囲気は出ていると思わないでしょうか。動きもMacOSを入れた時に比べるとはるかにサクサクで実用性があります。
セキュリティの面でも最新のLinuxなので、インターネットも安心して使えます。出先でウェブサーフィンぐらいであれば使い道がありそうです。
ちなみにこのカスタマイズの内容を簡単にメモします。
使用OS:Linux Mint 20.3 "Una" Xfce Edition
使用テーマ:McOS-MJV-XFCE-Edition
使用アイコン:Mojave CT icons
使用ドック:Plank
使用壁紙:Mojave wallpaper
参考ページ:221B Baker Street
何はともあれ、バッテリーが膨らんで何年も放置されていたMacbook Airが現役に戻って動いているのを見れてうれしいと思いました。
ThinkPadもそうですが、古いパソコンを修理したりカスタマイズして動くのを見るのが好きで、家に大量のパソコンが集まってしまうのです。困った性分ですなあ(笑)。
以上で、「インターネットリカバリーのない時代のMacbook Airの復旧の苦労」を終わります。何かの参考になればと思います。
ではまた!