こんにちは！
これも過去に撮影したカスタムオーダーギターの写真を、パソコンで再編集しています。
今回はこのギターになります。
Ayers OM09A NH Custom
小ぶりなオーケストラモデルのギターです。カッタウェイはありません。ひょうたんのような均整の取れたシェイプが美しいですね。
オーケストラモデルは、部屋でちょっと弾くのにも最適なサイズです。もちろん女性にもおすすめです。小さいぶん音のレスポンスは良く、フィンガーピッキングに最適です。
このブログを見ている方は、トップの板の色を見てもうお分かりだと思いますが、アディロンダック・スプルースを加熱した、「ベイクド・アディロンダック・スプルース」です。水分が飛んでいるので、新品でも数年弾き込んだ、ヴィンテージサウンドがします。
そして、サイドとバックの板ですが…、
ココボロです。この渦巻き状の特徴ある杢目は、ココボロに違いありません。これは比較的、細かな杢目ですね。もっとダイナミックなものもありますが、こぶりなオーケストラモデルにはこれくらいの方がいいでしょう。
斜めから見た感じです。エルボーのコンター加工がされています。エボニーの真っ黒な色が、全体のデザインを引き締めていますね。パーフリングがメイプルで白っぽいのも、エボニーと対照的で、クッキリとした輪郭が強調されています。
やはりココボロの杢目はインパクトがあります。天然木の自然美が感じられます。
小さいギターは、音量が大きいギターと比較すると小さいですので、このアディロン＆ココボロのパンチ力のある板の組み合わせは、とても理にかなっているのです。それによって、小さくてもしっかりと強い音が鳴るのです。
ヘッドプレートもココボロです。同じ木を使用すると、統一感が出ますね。
このギターの特徴は、ヘッドのバックプレートにメイプルを使っていることです。裏が白いというのもインパクトがあります。隠れたおしゃれのようで、とても素敵だと思います。
ペグはいつものGOTOH 510です。
ココボロの杢目、エボニーのバインディング、そしてメイプルのパーフリングとセンターライン。そして、ネックはマホガニー1P。バック上部から眺めると、美しいデザインにため息が出ます。
数年ぶりに改めて見ますと、どれも素晴らしいギターばかりです。実際に見て弾いてみると、この写真の何倍も感動すること間違いなしです。
ぜひ、世界に一つだけのギターを作ってみませんか。
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ではまた！