こんにちは!
Ayersギターの記号の読み方はだいたい以下の通りになります。
この中で、サイド&バックのギター材は、04~09の数字(または数字+英字)で表されています。
04=マホガニー
05=オバンコール
06=メイプル
07=ローズウッド
08=ベトナム・ローズウッド
09=ココボロまたはハワイアン・コア
市場価格としては、数字が大きくなるほど高くなります。それぞれの中でも、杢目の美しさによって、2A~5Aという素材のグレードはあり、それによっても価格が変わります。(5Aなどのグレードは記号には記されません)
それで、今回は、今までのカスタムオーダーギターの写真の中から、サイド&バックのギター材別写真をお伝えします。
まずは04(=マホガニー)の写真
明るい茶色に、太めの黒い縦線の杢目が入るのがマホガニーの特徴です。ワタクシが好きな杢目です。
サイドの杢目も美しいですね。マホガニーは軽やかな癖のない音が特徴で、価格もリーズナブルなので、初めてのハンドメイドギターという方に特におすすめします。もちろんセミプロの方にもおすすめですよ。
次は05(=オバンコール)です。
黒いくっきりとした線の杢目が入るのがオバンコールの特徴です。見た目がちょっと荒々しい男前の杢目がオバンコールです。
音は見た目と違い、ナチュラルで、ローズウッドとマホガニーの中間のような音です。伴奏にも適していますよ。価格は比較的リーズナブル。
次は06(=メイプル)です。
メイプルの特徴は、その白さと虎縞の杢目の美しさです。特に5Aグレードの杢目は、虎縞がくっきりと見え、その秀麗さに所有者をわくわくさせます。
サイドとバックの虎縞を同時に眺めれば、きっと満足することでしょう。音は応答性がよくキレがあり、ハードストロークでもしっかりと付いてきます。
次は07(=ローズウッド)です。
濃い茶色に黒く細い線が入る杢目は、ギター好きの方であればよく見るローズウッドの杢目だと思います。
ローズウッドはありふれているかもしれませんが、やはり杢目が美しいですね。それに、高音がきれいに鳴る安定のギター材で、いつの時代もギタリストに愛されるギター材です。
次は、ローズウッドの仲間でも、08(=ベトナム・ローズウッド)です。
複雑で細かい線が入る独特の杢目です。木によってかなり杢目が違うので、ギターごとに見た目がかなり変わります。これはサップ(白い部分)入りになります。
ベトナム・ローズウッドの音は、レンジがかなり広く、パンチもあり、ポスト・ハカランダと言ってもいいほどのギター材です。固すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいい音なんですよね。ベトナムに工房があるAyersならではの素材ですので、おススメですよ。
最後の09のその1はココボロです。
渦巻き状のムンクの叫びのような杢目も、ココボロの特徴です。赤茶色に黒のくっきりした模様が入り、とにかく美しい杢目がココボロです。
この独特の杢目を気に入る方も多く、カスタムオーダーでは価格が高めの割にかなり人気のギター材です。音はパワフルでちょっと硬質な音がします。
もう一つの09は、ハワイアン・コアです。
ウクレレの高級材として有名なハワイアン・コア。その美しい杢目はギター好きのあこがれでもあります。
これでも3Aグレードになりますが、5Aになるとさらに杢目が複雑になり、より美しくなります。
価格はそれなりに高くなりますが、ギター好きであれば、いつかはハワイアン・コアだと思います。所有欲を満たすギター材です。
素材別サイド&バック特集でしたが、いかがだったでしょうか。またの機会に、素材別トップ編をお伝えします。
音も見た目も美しいAyersギターです
ではまた!