こんにちは!
連休中の宿題は、新しいギターの撮影方法を試すことです。これまでも、他と違ったインパクトのあるギター撮影をしたいというAyers Japanの要望で、カラフルな背景でギター撮影をするという難題に挑戦してきました。
ギターがグロス(つやあり)塗装の場合、キラキラした背景だとギターのボディにその色が写り込んでしまうのです。
それを写り込まない角度にしたり、ワイヤレスフラッシュで写り込みを消したりしてきました。
なぜこんなことをするかというと、ギターメーカーの写真を見ればわかるのですが、みんな映り込みを避けるためか、背景が白、黒、グレーしかないんです。
試しに「アコースティックギター」で画像検索してみてください。意味が分かりますよ。マーチンやテイラーの公式サイトでも同じです。
それだと、ネットの大量のギター写真に埋もれてしまうのです。だから、人と違ったことに挑戦する価値はあります。
ちなみに、普通に写すと、次の写真のようにボディに写り込みが生じます。
これでは、杢目だか何だかわかりませんね(笑)。
今回、連休中に行う撮影というのは次のようなギター写真です。
お客様:「ああ、いつものAyersのギター写真じゃないんですか?」
ワタクシ:「よく見てください。何かが違いますよ。」
お客様:「背景はいつもの感じじゃないですか。何が違うんですか。」
違いがわかりましたか?
どこにもないんですよ。
ギタースタンドが!
そうです。ギターが宙に浮いているんです。引田天功もびっくりです(←古い)。
ちなみにこれがバックの写真になります。どこにもギタースタンドらしきものはありません。
もう一本見てください。
わー、浮いてる~。
バックも浮いています。どうしてなんでしょう?
ちなみに、このギターはトラベルギター、またはミニギターで、通常の4分の3くらいのサイズです。コンパクトでかわいいギターですが、倍音システムで鳴りはものすごいギターです。
見た目と音のギャップがいい意味で大きいギターです。
トップはシトカ・スプルース、サイドとバックはマホガニーです。アバロンパーフリングで高級感もあっていいギターです。
この写真を見る限り、まずは撮影がうまくいったようです。明日もする予定なので、もう少し技術の向上を目指します。
技術の向上と言っても、手品の技術ではなく、写真撮影の技術のことですよ(笑)。
ではまた!