「鬼滅」偽フィギュア一斉摘発=ネット販売疑いで8人逮捕―京都府警など
人気アニメ「鬼滅の刃」の海賊版フィギュアをインターネットで販売したとして、京都府警は24日、著作.......... ≪続きを読む≫

同人誌即売会などで、個人やサークルがグッズを粛々と活動している分には権利者も特に何も言わないのでしょうが、ここまで精巧かつネットオークションまで使って販売していたのですから、さすがに権利者も容認できないと判断したのでしょう。

 

この被疑者が、同人活動をしていたのかどうかはわかりませんが、いくら二次創作に寛容な同人業界でも、正規品のコピー(デッドコピー)はNGです。権利者が許容しているのは、「創作」としての文化的側面を重視してのことであり、デッドコピーや海賊版を放置する趣旨ではありません。また、デッドコピーや海賊版を許容する同人作家等はいないでしょう。

 

もっとも、この摘発により、主にグッズを制作している同人作家から萎縮の声があがるのではないか、という懸念があります。しかし、デッドコピーや海賊版の排除・摘発は今に始まったことではありません。また、これで同人誌即売会等に圧力がかかったという事実もありません。

 

そのため、同人活動をされている方がこれまで通り「節度」をもって活動する限り、特に萎縮することはないのかなと思います。