「リモートお盆」を実現するバーチャル墓参りカメラ
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新型コロナウイルス感染症との関係で、オフラインでの行動が自粛される中、ウェブ会議などオンライン上の活動が盛んになっています。その上で、墓参りもオンラインというのは、時節柄やむを得ないところかもしれません。

 

インターネット技術が発達した現代社会でこそ、なんとか新型コロナウイルス感染症に立ち向かっていくことができます。しかし、インターネットも存在しない昭和時代だったらどうなっていたのでしょうか。

 

昭和時代も中盤から後半になってくると、電話やFAXが普及し始めたので、これらを駆使してなんとか情報のやり取りはしていたのでしょう。しかし、電話・FAXに集中することで、回線がパンクし、やかでこれらも自由に使えなくなります(「不要不急の電話・FAXはやめましょう」など)。

 

また、インターネットが存在しないため、現代以上に情報に偏りが出てきます。自粛警察、誹謗中傷、差別等インターネットが発達した現代社会でも偏見が横行してするのですから、インターネットがなかったらどうなるかは火を見るより明らかでしょう。弁護士等人権救済のためのアクセス手段も不十分ないしは情報不足ですので、一層被害は深刻です。

 

なお、インターネットが存在しない場合、テレビや新聞といったメディア報道がほぼ唯一の情報獲得手段になります。インターネット(特にSNS)が発達すれば、これらメディア報道に対して批判的な表現が出てくるので、メディア報道に対する抑止にはなりえます。しかし、メディアに対抗する言論等(メディアに対する批判)がなくなると、メディアが権力化・絶対化する方向につながります。それが時の権力と結びついたときの恐ろしさは言うまでもないでしょう。

 

他方で、感染を恐れて、都市部から地方に移り住む人も増えるでしょう。その移動過程で感染する可能性も出てきますし、それが地方に波及する可能性もあります。

 

まあ、やや思いつきで書いたところもありますが、あながち誤りとまではいえないのかと思います。