小生も同人活動をはじめて、もうすぐ7年になろうとしています。その間、30冊近く同人誌を出してきましたが、基本的にイベント1か月前には入稿しています。印刷所にもよりますが、多くは早めに入稿するといろいろと特典があります(たとえば、RPガスが利用しているホープツーワン様の例(RPガスの同人誌も掲載されています))。

 

 

 

しかし、サークルの大小問わず、「早割」どころか、「割増」の直前入稿も少なくありません。小生が「早割」を使っていると、びっくりされる方もいます。そこで、小生がどうやっているか、簡単に説明したいと思います。

 

基本的に、新刊入稿の時点で、次の作品の企画を考えます。たとえば、前の新刊が夏のコミックシティ(8月下旬)の場合、7月下旬には入稿していますので、その時点で次の(翌年1月のコミックシティ)新刊の構想を考えます。

 

その上で、必要な資料等を分析し、8月下旬ごろには下書きを完成させます。その時点で、絵師さんと打ち合わせをします。

 

絵師さんに、挿絵や表紙等を描いてもらっている間に、原稿をきちんとしたものに仕上げます。もちろん、挿絵と矛盾しないよう、下書き段階の構想は原則崩しません。ここで行うのは、主に判例や学説その他資料等の再調査、文章の細かな部分の修正など、割と細かな部分の調整になります。この時点で、9月下旬から10月上旬になります。

 

絵師さんから完成イラストを提出してもらい、後は入稿まで文章の細かな修正の繰り返しです。こうして、11月下旬には余裕をもって、入稿できます。そして、この時点で次の新刊の構想を練るわけです。

 

もちろん、その間弁護士業務があります。かなり多忙なときもあります。そのため、業務の合間をぬって同人誌を制作することになります。それでも、上記のような計画であれば、十分早割で入稿は可能です。余裕があれば、つめあわせのような、量のある同人誌や、2冊同時新刊も可能です。

 

 

早割のおかげで、同人誌の単価を抑えられるという面もあるので、小生としては早割はなくてはなりません。