【襲来!新型コロナウイルス】テレワーク中のWeb会議に幼児抱っこで参加ってアリ?「仕事なのに非常識」「大目にみてあげて」ネットで大激論!
「仕事の会議なのに幼児を抱っこして参加するって、非常識!」
「いや、外出自粛で親も子も..........
≪続きを読む≫

おそらく、職場の雰囲気や、会議の性質にもよると思います。そういってしまえば元も子もないのですが、小生も昔某委員会の会議で、赤ちゃんを連れてきた委員がいました。その会議の性質もあってか、他の委員から歓迎されていたようで、リアルの会議でも歓迎される場面はあるのかと思います。

 

法律相談は無理でしょうね。法律相談は弁護士にとって、目の前の相談者に集中しなければならないところ、子どもに目が向くというのは、さすがにいかがなものかと思います。特に、有料相談だと、「金返せ」という事態になりかねません。これは、リアル・ビデオ通話いずれでも同様です。

 

裁判についてはどうでしょうか。これは、当事者というよりも裁判長の判断になると思いますが、子連れで法廷に立ったという話を寡聞にして存じ上げません。電話会議だったら、可能かもしれません。

 

ところで、在宅勤務といっても、場所が変わっただけで通常の勤務と同様です。そのため、就業規則や上司の命令で職務専念義務が課せられている以上、在宅中の子育てはかかる義務違反となります。ビデオ通話に、子どもも参加させることも同様です。

 

在宅勤務の場合、勤務時間中の子育て、さらには自宅を離れることの可否について、きちんと上司と相談してください。上司の承諾がないのに、育児等をした場合、職務命令違反、職務専念義務違反ということで、何らかの処分が下る可能性があります。在宅勤務といっても、勤務場所が違うだけで、会社が労働者に給料を払うことに違いはありません。