こんにちは、gist-logです。
今日は、病気や治療のデータの話ではありません。 海を越えて私のことを想ってくれる、ある親友とのやり取りについて書き残しておこうと思います。
毎年日本に来てくれる親友
私には、ダニエルというアメリカ人の親友がいます。 彼は毎年、私が関わっているイベントに合わせて日本に来てくれる、家族のような存在です。
今年もイベントの時期が近づき、彼から連絡がありました。 しかし、その内容はいつもと違いました。
「母の具合が良くないんだ。コロラドに行かなければならないかもしれない」
そしてその数日後、悲しい知らせが届きました。 92歳になる彼のお母様が、天国へ旅立たれたのです。
迷った末の「告白」
最愛の母を亡くし、悲しみの淵にいるダニエル。 私はお悔やみの言葉を伝えつつ、あることを迷っていました。
「今、私のがん(GIST)のことを彼に伝えるべきか?」
ただでさえ辛い状況の彼に、これ以上心配をかけるようなニュースを伝えていいものか。 でも、彼は毎年会いに来てくれる親友です。 私が手術を控えていること、今年のイベントはどうなるか分からないこと。 隠しておく方が水臭い気がしました。
私は意を決して、英語でメッセージを送りました。
"I was actually hesitating about whether to tell you this given your situation, but I think I should share what I'm going through as well. Last October, I was diagnosed with a rare cancer called GIST (Gastrointestinal Stromal Tumor). I am currently taking anti-cancer medication and monitoring the condition. As for the plan, I am hoping to undergo surgery after the event."
実は、ダニエルの状況を考えると伝えるのをためらったんだけど、俺の状況もシェアすべきだと思う。 去年の10月、GISTという希少がんが見つかったんだ。今は抗がん剤で治療していて、イベントの後に手術を受ける予定でいるよ
涙が止まらなかった返信
送信ボタンを押した後も、「やっぱり言うべきじゃなかったかな」と少し後悔していました。 しかし、ダニエルから返ってきた言葉を見て、私は一人で泣いてしまいました。
彼のメッセージの一部です。
"I am honoured you didn’t hesitate and told me so we can share these tough times."
お前がためらわずに話してくれたことを光栄に思うよ。おかげで、俺たちはこの困難な時を分かち合えるんだから。
"Times that we will BOTH get through. I stand beside you now and pray for improvements in your health."
この困難は、俺たち「2人で」乗り越えていくんだ。俺は今、お前のすぐそばに立っているよ。健康が良くなることを祈っている
母を亡くしたばかりの彼が、「自分の悲しみ」と「私の病気」を分け隔てず、「We(俺たち)」という言葉を使ってくれたこと。 物理的には何千キロも離れているのに、「I stand beside you(君の隣に立っている)」と言ってくれたこと。
その優しさと強さに、震えるほど勇気をもらいました。
無理はしないでほしい
彼はイベントや仕事のことを気にしていましたが、私は伝えました。 「今はとにかく、お母様との時間、家族との時間を優先してほしい」と。
正直、今年は無理して日本に来なくていいと思っています。 彼には彼の、心のケアが必要です。 私には私の、手術という戦いが待っています。
でも、私たちは一人じゃありません。 ダニエルの言葉通り、それぞれの場所にいても、「Together(一緒に)」戦っているんです。
ダニエルが友達で本当によかった。
次に会えた時、お互いに「よくやったな」と笑い合えるように、今は一日一日を大切に生きていこうと思います。