日中のお役目が終わり、大伽藍をお散歩。
5時過ぎには、すでに暗くなる今日この頃。
1日がますます早く感じますね。
中門がライトアップされてとても綺麗です。
根本大塔や高野四郎の名称で有名な鐘撞堂も併せてライトアップされていました。
今回の高野山では、たまたま今年にある人を通じて顔見知りになりました愛媛県議会議員の先生や知り合いの方が、私が受戒堂に入っている時に来られたりして、
こんなことってあるの⁈
と内心とても驚きました!
また、奥之院では昼食を納所の食堂で頂くのですが、お大師様の朝のお下がりをつついていると、昼の食事を作って下さっている職員さんから話しかけられました。
「私は5年前から高野山に移住して来たのですが、能化さん=ギロウはどちらから来られたのですか?」
「愛媛です」
「え⁈愛媛?うちの殿が迷惑をかけてすみませんでした!」
「え?殿って?何のことですか?」
「わたし、秋田の出身なんです」
「そう言えば、以前おられた方と違うなぁ、とは思っていたのですが、秋田の方ですか!
あぁ、あのじゃこ天のことですね!確かにメインディッシュがじゃこ天というのもどうか?と思いますが。
むしろウチの県の中村知事は、話題になってじゃこ天が売れて喜んでいるくらいですよ」
と話が盛り上がって、1時からの役目に遅れるところでした(笑)!
実はこの方が、本を出されているというので、教えて頂き早速ネットで注文。
昨日、自坊に届きましたので読んでいるところです。
また新別殿では、たまたま話しかけた外国人の方がオーストリア🇦🇹から来られた方々で、御詠歌のウィーン公演の話を片言の英語でお話しました。
その後、法話と最後に御詠歌をお唱えしましたら、その会話を聴いておられた神奈川県からお越しの日本人の方が、
「私、音楽が好きなので少しですが協力させて頂きます」
と仰って下さりました。
たまたま、ウィーン公演のクラファンのポスターが、新別殿のトイレ近くの壁に貼られていましたので、案内させて頂きました。
その他、個人的に広島からの大師信仰の厚い男性お二人とも知り合いになりました。
まぁ、とにかくヨーロッパからの観光客が多いです。
半数は外国人の方ですね。
昔は、白装束を着られた四国参りを終えられた御礼参りの団体の方が多かったのですが。
10年前と比べても、随分と時代が変わったのを感じます。
それにしても、1年ぶりの駐在でしたが、今回は様々な方々とお知り合いになれて、とても身のある高野山滞在となりました。
とてもとても、ありがたいことです。