本殿をお参りした後、その脇から続く参道を進みました。


「かのうさん、こっちが元宮ですよ」


私の御詠歌養成講習会の頃の同期の長谷川師が、案内してくれました。



しゅろの木が生えていたりと、完全なる熱帯雨林の原生林です。



暑い天気にピッタリな雰囲気!



ここが元宮の祠。



ここが元宮と呼ばれるのは、縄文時代・弥生時代からの古代祭祀の時代からこちらの場所があったからだとされています。


ここが島の中心に位置している


ということは、この島が形成される1番最初はこの場所にポツンと小さな岩礁があり、いつしかそこに祠が祀られるようになり、次第に島が拡大していったので、ここが「元宮」と呼ばれるようになった、と考えられます。



光蔵寺も元寺は、現在地より西方に200〜300メートルほどずれた場所に点在するようにあったとされます。


現在でも、小寺川を遡るように小寺地区には、大門・御門・前古寺・奥古寺・寺床(てらどこ)・寺屋敷とホノギが屋号になって遺っており、さらにその奥の小寺山には「山ノ神」とされる大岩=磐座が鎮座しています。


今治市朝倉は山および内陸の盆地のため、このような磐座の古代祭祀が行われていた訳ですが、このような海岸部では岩礁や島自体を祭祀の対象としていた例だと言えるでしょう。



祠の背後には、土器を投げて穴に入れるか、割るか、する場所があります。



奥の穴に入れば願いが叶う、途中で落ちて割れると、厄除けになるです。


カワラケは1枚200円です。


私もチャレンジしてみましたが、入りもせず、割れもせず……。


何か損した気分になりましたよ。トホホ。



この亜熱帯の原生林に注連縄。


なぜか?軍服を着た日本兵を思い出しました。



この青島に限らず、この周辺の海岸にはこのような岩礁がずっと続いています。



鬼の洗濯岩とも呼ばれる岩礁。



すごい景色ですね。



どこを撮っても絵になります。



駐車場までの帰りの道中で汗だくになりましたので、途中お店でマンゴーソフトクリームを2人で頂きました。


ありがたいことです。