令和5年8月16日4時半より
大施餓鬼法会
今年は完全に通常通りに法会を行わさせて頂きました。
この時期にあちらこちらのお寺さんにて行われています。
施餓鬼法会というのは、先祖供養の1つです。
お盆に帰られた亡き家族を供養をもって、また仏の悟りの世界へお帰りになられるのを見送る意味も含んでいます。
厳密には、お釈迦さまがこの世におられた頃、お釈迦さまの弟子で神通力第一と言われた目連尊者の逸話によります。
目連尊者が亡くなられた母親が、現在どんなところに転生しているのかを神通力をもって見透したところ、生前に自身の家族のみに良くして、他者への施しをしていなかったことから餓鬼道に生まれ変わり、食べ物も食べられず、水も飲めずに痩せ細り、果てには木に逆さ吊りにされているのを観て心を傷めました。
そこでお釈迦さまにそのことを相談しますと、
「母親に代わってお前が千人の修行者に施しなさい。そうすればその功徳によって餓鬼道に落ちた亡母は餓鬼道から逃れ極楽に転生するでしょう」
とお応えになりました。
その教えを受けて、目連尊者は一千人の修行者に食べ物を施し、亡母は無事に仏の悟りの世界へと転生したということです。
今年は少しお参りの方が少なかったように感じましたが、遠方からお参りして下さった方々が多かったことがありがたく感じました。
申込みのありましたお宅と新仏の方のお位牌に塔婆とお膳をあげて、僧侶が読経をしている間に私が亡くなられた檀家さまのお名前と戒名などの読み立てをさせて頂きました。
一霊、一千円にて経木塔婆とお膳、そして亡き方たちの戒名の読み立てをさせて頂いております。
また、来年も同じ日時にて法会を行わせて頂きます。
来年もぜひお参り下さい。拝