(今治市朝倉野々瀬にある水大師の湧水祠。ここだけは昔から変わらない風景)

笠松山の麓を取り囲むように古墳時代に造られた沢山の古墳群がありますが、その中でもこの野々瀬古墳群は質量ともに1番だと言えます。

その野々瀬地区の古墳の間を縫うように進むと、この「水大師さん」と呼ばれるお堂に当たります。

この先の道は、近年の山火事や土砂崩れ以降に砂防ダムや消火用の登山道整備の工事が入ったために、昔とその趣きが異なっていますが、この水大師のある所が複数ある笠松山の登山道の起点となっている点は変わりありません。


昨今の登山ブームからか?

昔はなかったこのような看板や自然木の杖まで整備してくれております。

正直、しばらく来たことなかったので風景が大きく変わっており、左右に分かれる道のどちらに進もうか?迷いました。

私は水大師さんの分岐から走る左手の世田山と笠松山のちょうど真ん中辺りに出る登山道へと繋がっている方へ行きました。

右側の方の道を上がって行くと、直接笠松山の頂上へと上がれます。


砂防ダムが整備されて舗装道路がすごく広く付けられておりました。

知らなんだ。


ここをひたすら上を向いて歩いて行くと、途中お手洗いのある駐車場があります。

そこを右側の道へ真っ直ぐに進むと登山口に着きます。


ここからようやく山道という感じになります。


このルートは笠松山のイメージとは少し違う杉林が続いていきます。


笠松山は非常に崩れやすい石灰質の土壌なので、所々水で流されています。


この日は台風の翌日だったとは言え、まだまだ風が強く吹いていました。



ここは尾根に上がる直前のところ辺りでしたが、こんな感じで木と木がぶつかり合い折れるんじゃないか?と思う程でした。


ここを折れ曲がり上がって行くと、世田山と笠松山のちょうど真ん中辺りの尾根に到達です。


左右それぞれ反対方向に分かれています。

所有する自治体が違うだけで、実際には同じ1つの山です。

世田山はまたにして、笠松山へ向かいます。



このような大階段を登り切ると、後は平坦な尾根が続いていきます。


遮るものがないので、とにかくどこから見ても見晴らしが抜群に良いです!

続く→。