先導いただいている先輩の考えでは、

本来であればここ「夜明峠」から山頂の弥山まで登るつもりだったようですが、

わたしがダウンしているので下の成就社まで下りることにしました。


自分的にはここで夜明かししたいぐらいです。


成就社までの時間を聞くと1時間ほどかかるとのことです・・・。


正直そんな体力はありません。


気力で立ち上がり、気力で歩きます。


ほとんど下りですので膝がガクガクで棒切れみたいです。


途中岩場の陰に茶屋があったのでそこで「生姜飴湯」400円を頂きました。


すると不思議なことに少し体が楽になりました。


昔の人はすごいです。


糖分が必要なことを経験で知っていたのでしょう。


仙人から神秘の薬を頂いたようでした。


30分ほど歩くとようやく下りきったようです。


ここから成就社まではなだらかに登っていきます。


しばらく歩くと、石鎚神社に奉納された提灯灯篭が並んでいました。



雲水ギロウのひとくちエッセイ


中には日本ハムファイターズの梨本監督の名前もありました。


成就社を近くに感じてきました。


山門に到着し、入門のお印をいただいて入りました。


ようやく到着です・・・。


こんなに嬉しいというか、安堵したのは久しぶりかもしれません。



雲水ギロウのひとくちエッセイ


苦労の末にたどり着いたからこそありがたく思うのですね。


成就社の受付で「どこから登ってきたの?」


ときかれたので


「天柱石からあがってきました。」


というと


「それはお蔭がありますね~。」


と宮司さんに褒めて頂きました。


その後明日一緒に山頂に昇る山伏連中と合流。


本日お世話になる玉屋旅館さんの門前でお勤めをしました。



雲水ギロウのひとくちエッセイ