2022年11月 活動報告 イベント出店
172団は、秋晴れに恵まれた日に、地域イベントに出展しました。
今回は、ジュニア(小学4年生~6年生)スカウトが、立ちかまどの製作実演と防災ポーチの販売を実施しました。
コロナ禍があり、久しぶりの大きなイベントです。
※感染症予防と安全に留意して実施しました。
たちかまどとは、竹を麻ひもで組んで、テーブル上の火起こしする土台を作ります。
直火で火起こししないので、地面にダメージを与えないこと、竹と麻ひもという自然素材のみで製作できること、終わったらまた竹と麻ひもに戻せるので何度も使用可能なことが特徴の、環境にやさしいかまどです。
これまで、製作した、テーブルの技術を応用して作ります。
スカウトは、時々リーダーに教わりながら、黙々と作っていました。
こちらは、防災ポーチの販売です。
防災ポーチは、外出時の災害を想定して日頃から防災用品をポーチに入れて持ち歩く「わたしのための」ポーチです。
172団では、スカウトが説明しながら販売する「教材」なんです。
1個につき10円をヘルプマークを持つ方の働く場「松の実事業所」さんに寄付します。
100円ショップのポーチに、防災カードや、ホイッスル、絆創膏や黒ごみ袋、大きな袋などを詰めて販売します。
こちらもコロナ禍で、販売が初めてのスカウトもいます。
はじめは、お客様にどのように声掛けしたら良いか戸惑う姿が見られました。
先輩スカウトのお手本を思い出すうちに、防災ポーチがなぜ必要なのか、お客様一人一人に説明できるようになりました。
「こんにちはー、ガールスカウトでーす!防災ポーチを販売していまーす!」
それぞれの目的も自分の言葉で説明できるようになりました。
防災ポーチの目的は?
「これは、家族とはぐれてしまったときに会えるように、情報を書いておくことができます。」
ホイッスルは?
「助けて!って言えないときに、吹いて助けを求めることができます。避難所に行っても、使えるようになっています。」
黒ごみ袋は?
「トイレのごみを入れることができます。」
大きな袋は?
「荷物をまとめて入れたり、雨の時はかぶることもできます。」
防災ポーチはカスタマイズすることが大切です。
「わたしは、飴を入れています。」「わたしは懐中電灯を入れています。」
口々に説明します。
また、年下のお客様には、優しく声をかけるなど、工夫することができました。
お金のやり取りも実践しました。
お金を受け取って、「〇〇円お預かりします。」「〇〇円お釣りをお返しします。」
以前は、200円で販売していましたが、仕入れ価格が上がったために、今回は、250円で販売しています。1個買うのに550円のお預かり、1050円のお預かり、もありました。お釣りの計算も難易度が上がります。
ポーチの販売は、スカウトの金銭教育も兼ねています。
帰宅したスカウトの感想を保護者から聞きました。
「お客さんの前でポーチを売るのは緊張しました。売れてよかったです。」
「(接客は)うまく話せなかった。」
いえいえ、上手でしたよ!
今回は、14個買っていただきました。また、折を見て寄付に行きます。
地域の皆様、関係者の皆様
このような機会をありがとうございます。