先日の【保活】ランクと調整指数(加点)の考え方(その①)(横浜市港北区)の続きです。
今回は調整指数についてです。
横浜市の保育園利用調整は、ランクと調整指数(+αの要件)で決定されます。
調整指数
調整指数については、【保育の代替手段】【世帯の状況】【就労状況】【ひとり親世帯】【きょうだいの状況】によって指数の加減がなされます。ここからは【保育の代替手段】【就労状況】【きょうだいの状況】で見ていきます。
①【保育の代替手段】
調整指数の中でも、大きな加点を得られるのがこの項目。俗に言う「卒園加点」や「認可外加点」についての記載がここになされています。
- 2歳まで横浜保育室や小規模保育園に通い(卒園し)、3歳クラスで認可保育園への転園を狙う際には+5
- 利用申請時点(4月利用申請[一次申請]の場合は、前年9月末まで)で認可外保育園 等に有償で預けている場合は+3
といった具合です。
なお後者の場合、一時保育のみでの利用は対象外になりますので、【遅くとも9月の頭から「月極」での契約】となっていることが基本となります。ただし、復職は9月末まででなくても問題はありません。
(このあたりについては、また別記事でご紹介したいと思います…個人的に少々悔しい思いをしましたので 笑)
港北区の日吉~綱島エリアは横浜市屈指の激戦区ですが、第一子でも0歳4月であれば加点なしでも入れるケースは多々あります。ただし、1歳4月となれば話は別です。加点なしで保留になったなんて話はザラです。なので、絶対に認可保育園に入りたいのであれば0歳4月をオススメしますが、もし早生まれ等で1歳4月を狙うのであれば、後者をオススメします。我が家は12月生まれで0歳4月を回避→認可外に9月から入所させましたが、無事 結果を出すことが出来ています。
②【就労状況】
一般的なサラリーマン家庭において当てはまる可能性が高いのは、「単身赴任」「両親のうち一方でも毎月2回以上の夜勤を伴う勤務である世帯」でしょうか。
ここで注目したいのが「両親のうち一方でも毎月2回以上の夜勤を伴う勤務である世帯」についてです。この記載からでは「夜勤」でないと加点1が得られないように読み取れますが、実際の解釈としては「毎月2回以上の夜勤がある(宿直や宿泊を伴う出張を含む。残業は含まない。)」なのです。つまり、宿泊を伴う出張が月に2回あれば、加点1が貰えるということなんです。利用案内にもなぜそう書かないのか…横浜市よ。
これが俗に言う「出張加点」です。
実際、雇用(予定)証明書を見てみても、このような記載になっています。
我が家の場合、旦那さんが関西やら海外やらに行く機会が多くあるので、もちろんこの出張加点も対象となり、認可外加点と合わせて計4点の調整指数を得ることができました。
③【きょうだいの状況】
「きょうだい児最強」と言われる横浜市ですから、こちらでの加点もまた手厚めです。
特に該当が多いのが「既にきょうだいが施設・事業を利用している場合で、そのきょうだいが利用している同一の施設・事業の利用を申請する場合。(きょうだいのどちらかが利用する施設・事業に転園を申請する場合を含む。)」かと思います。例えば、下の子が上の子と同じ園を希望する場合、下の子は4点の加点が貰えるというものです。
さて、ここで思い出して頂きたいのが、きょうだい児に対するランクの引き上げです。
「既にきょうだいが施設・事業を利用している場合で、そのきょうだいが利用している同一の施設・事業の利用を申請する場合(きょうだいのどちらかの施設・事業に転園を申請する場合を含む。)」の場合には、ランクの引き上げが適用されましたよね?
それだけでもかなり有利なのに、さらに加点もついちゃうんです。
要は、上の子が通っている園に申請を出す下の子は最低でもAA4なワケで、ランクの引き上げのない第一子家庭がどんなにあがいたとしても、到底 勝ち目はないのです。
もはや「きょうだい時最強」どころか、
第一子家庭にとっては「きょうだい児最恐 かつ 最凶」
先程、第一子家庭には認可外加点がオススメと書きましたが、ぶっちゃけ半分は博打的要素も多分にあります。頑張っても全然報われない可能性も十分にあるんです。それが保活の恐ろしさであり、不毛さです。(関連記事:【保活】認可外加点はどれだけ有利か?(横浜市港北区:日吉・綱島・日吉本町))
また、こんな仕組みを理解してなくても、無欲の勝利でさらっと入所できちゃうご家庭があるのもまた事実。どーにもこーにもやりきれません 苦笑
我が家は第一子家庭なので、そこに偏った言及ばかりしていますが、特に1歳クラスの場合、地味にきょうだい同士でも熾烈な争いが繰り広げられています。AAランクなら安心…なんてことはなく、加点がなければ同時入園が叶わないこともあるのです。
激戦区、恐るべし。
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