こんにちは!ヾ(@°▽°@)ノ
Girlpedia×読売新聞東京本社
のコラボ企画!
『女子大生が読売新聞をよみとく!』
第6弾!!
チームR副リーダー、さけみんが担当します
さて、みなさんは、どのようなアプローチで新聞を読むことが多いでしょうか??
私は、政治面や経済面ももちろんなのですが、
芸術や紀行に関する記事が充実している平日の夕刊 が大好きなのです
毎日読む新聞で、世界各国様々な分野の教養を深めることができるのが本当におすすめです。
みなさんもぜひ一度、じっくりと夕刊を読んでみてください!
そんな夕刊大好きな私が紹介させていただくのは、
10/12(金) 夕刊 15面、
『ちきゅう 時の散歩』という連載より、
ファイルーズ in ベイルート
という記事です。
まずは記事の要約です。
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18の宗教・宗派が存在し「モザイク国家」と呼ばれる国― レバノン
1975年より15年続いた紛争の中、ラジオを通して平和を歌い続けた歌姫がいた。
彼女の名は、ファイルーズ。アラビア語で「トルコ石」の意を持つ。
内戦で国外に逃れる住民が多い中、彼女は祖国にとどまったものの、国内で歌うことが許されず、ラジオの放送を通じて祖国への愛を訴え続けたのだ。
レバノンの内戦は、パレスチナ過激派の流入をきっかけに、国内キリスト教徒とイスラム教徒の対立が激化した末に勃発。
内戦完結後の1994年、ベイルート中心部に位置する殉教者広場において
ファイルーズがレバノン再生を願ったコンサートが開催された。
ラジオで歌い続けてきた彼女にとって、内戦後初めて祖国のステージに戻ってきた瞬間であった。
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日本からは遠い存在かもしれない、中東やイスラム圏の国々。
私たちはそれぞれの国の動向だけでなく、そこに生きる人々を注視したことはあったでしょうか。
「アラブの春」という言葉の背景には宗教対立ばかりが取りだたされていますが、
争いを起こす人間だけじゃない、平和を訴え続けている人間もいるんだ ということを今一度私たちに思い起こさせてくれる記事になっていると思います。
記事に使われている写真には、
今は発展したベイルートの街並みと内戦の痕跡の残る建物。
今も残る戦争の傷跡が、記事の物語る歴史背景により現実味を加えています。
このように、夕刊のコラム記事では、
日々の出来事を伝える通常の紙面では伝えられない、一歩踏み込んだ世界の実情
を知ることができました。
これからも引き続き、
幅広くすべての記事に目を通していこうと思います