蜜蜂と遠雷と、祝祭と予感、と追記! | とりあえずブログ

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子離れしなきゃと思いはじめた母のつぶやき

プライベートなことを備忘録的につぶやいてるので、アメンバー限定記事がほとんどです。

ゴールデンウィークの最後の日、夫は仕事で不在だったので我が子とふたりで、映画「蜜蜂と遠雷」のDVDをかりてきて自宅で観ました。


原作の小説はかなりのボリュームなので、あれを映画におさめるには相当いろいろなものを省略しないといけないんだなぁとは思いましたが、原作とは別物としてとても楽しめました。何より音楽が素敵すぎて。本だけだと想像でしかないピアノの音が、実際に耳に届いて最高に贅沢でした。


同じ課題曲を4人がそれぞれ弾くのも、4人とも違う曲を弾いているのかなっていうくらい印象が違って驚きでした。


そして、原作でも大好きな、月明かりの下で連弾するシーンが、映画でも本当に本当にすてきで、我が子も、一通り見終わったあともう一度このシーンだけ見返そう!って何度も繰り返しこのシーンだけ見返していました。




鈴鹿央士くんってこの映画がデビュー作なんですね、びっくり。とても自然で、本の中の風間塵くんそのものに感じました。



そのあと、映画で実際に音を入れたピアニストの方の演奏をYouTubeで探して聞いたり、アルバムを出されていたのでSpotifyで聞いてみたり。風間塵くんのピアノを担当された藤田真央さんという方は本当に楽しそうにピアノを演奏される方で、どの動画見ても楽しかったです。








そのあと映画の余韻に浸りながら読んだ「祝祭と予感」


蜜蜂と遠雷のスピンオフ、短編小説で本家の蜜蜂と遠雷と比べてあっという間に読めます。


映画を観た後なので、エンドロールのあとの続きを見ているようで、なんだかワクワクしました。我が子も読みながら「この人はあの映画であの人だよね?」とかって私に確認したり。


マサルが、ピアノのほかにトロンボーンをジャズクラブで演奏する話にワクワクして「ニューヨークに行ってみたいな!」とか、

小さい頃の塵くんと恩師の出会いを書いた話も「なるほどこうやって出会ったのかぁ!塵くんは小さいときから天才だったんだなぁ」とか、

「課題曲の作曲の背景にはこんな物語があったのかぁ」とか、

「ちょっと怖そうだった審査員の女の人は、自分で元天才少女って言ってたのはこういうことか」とか。




時間のたっぷりあるゴールデンウィークに、一つの作品をいろんな角度から楽しめてよかったです。我が子も映画も音楽も小説も楽しめたようでした。




追記!


この記事に「いいね」おしてくださった藤田真央さんの応援ブログに、情報がありまして。

今週末11日の土曜日朝、藤田真央さんが「題名のない音楽会」にちょうど出演されるようです!

なんてタイムリー!とりあえず忘れないうちに録画予約しますー!