バレンタインの苦い思い出 | こはる日和

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自分の過去現在、家族の事、その他日常に起きたいろんな出来事を書き綴ります。
重~い内容アリ、どうでもいい内容アリの、ただのストレス発散自己満ブログ。

 

※「こはる日和」は私の自己満・ストレス発散のためのブログです※

 

 

早いもので1月がもう終わりに近付いてきましたね。

この1ヶ月、いったい何をしていたのか…

思い出せないくらい何もしていません。

 

来月はバレンタインですね。

ここでひとつ、バレンタインにまつわるエピソードを。

 

私が中学生の頃のお話です。

たぶん1年生か2年生の頃だと思います。

子供の頃の私は

とにかく引っ込み思案の人間でした(今でもそうだけど)。

そして「恋愛」に関する話など恥ずかしくて

とても他人とはできない人間でした。

 

同じクラスにIちゃんという子がいました。

その子は小学生の頃から同じ学校でしたが

同じクラスになる事がなかったので仲が良かった訳ではなく

Iちゃんという子が居ると認識している程度でした。

そんな私たちが中学生になり、同じクラスになったことで

とても仲良しになりました。

 

Iちゃんも私と同様、照れ屋で引っ込み思案の女の子でしたが

バレンタインデーが近付いたある日、私にこんなお願いをしてきました。

「〇〇くんにチョコを渡したいから、お願いだからついてきて!」と。

 

恋愛話などほぼしないほどの照れ屋な私に

Iちゃんはこんなお願いをしてきたのです。

これを聞いて、正直私は気が乗りませんでした。

なぜなら、私だってそんなことをする勇気が出ないからです。

想像するだけで緊張モノです。

でもこんな私を頼ってお願いしてくれたのだから…と

気乗りはしないまま、流されるようにOKしてしまいました。

Iちゃんと私は別々の部活に入っていましたが、

部活が終わってから行くからお願い、と言われました。

 

そして当日。

やっぱり勇気が出ないままの私。

でもお願いされたからには行かなければ…。

部活が終わりに近付くにつれ、だんだん緊張してきました。

そして部活が終わり、制服に着替えて部室を出ました。

ついにこの時が来たか…と覚悟を決めて行ったつもりでした。

が。

Iちゃんの部室を見てみると、真っ暗でとても静かに見えました。

私の通う中学校の部室には照明器具は付いていなかったので

夕方になると部屋の中が真っ暗なのは当たり前ではあったのですが

少し離れたところからソロ~っと窓を覗いてみたのですが

人がいる気配がありません。←暗くて見えなかっただけ疑惑

もう部活が終わって皆いなくなったのかな?

Iちゃんはどこにいるんだろう?

 

本来ならば部室のドアを叩いてIちゃんを探すべきだったのですが

なにせ勇気が出ず、できることなら行きたくないと思っていた私。

私の方がなかなか終わらなかったからIちゃんも帰っちゃったかな?

と自分に都合よく解釈し、

Iちゃんを探すことなく帰宅してしまいました。

今思えば本当にひどいヤツだな、私悲しい

 

翌日、教室でIちゃんに会った時、

昨日はごめんね、Iちゃんが見つけられなかったから

先に帰っちゃったのかと思って、と苦し紛れの言い訳をしましたら、

Iちゃんは

「いいよ、代わりに〇〇ちゃんについてきてもらったから」と言いました。

えっ・・・代わりの人!?

内心ビックリしましたが、

Iちゃんは別の人にお願いしてチョコを無事渡してきたようでした。

Iちゃんを放置しておいてなんとも身勝手ですが、

頼りにならない私の代わりに他の人に頼んだのだと考えると

何だかショックでした。

 

どうして私はIちゃんを探さず帰ってしまったんだろう。

せっかく私なんかを頼ってくれたのに。

そう思ってしばらくの間は本当に悔やみました。

友達一人の信頼を失ったかもしれない瞬間でした。

 

Iちゃんはその後も普段通り仲良くしてくれていましたが、

クラスが離れると疎遠になってしまいました。(クラス数が多いからね)

バレンタインの時期になると時々思い出す、

今でもちょっと後悔している出来事でした。

 

今の図々しくなった自分なら全然ついて行ってあげられるのに!!

なんて思ってしまいます。

あの時の私、勇気と思いやりが足りなさすぎました。

 

苦い思い出です・・・