日本でできるイタリアスイーツ留学
しませんか?
900日イタリアを食べ歩き
マンマに学んだレシピで教える
イタリア郷土菓子専門・お菓子教室!
開業を目指して現在準備中の
中村 友美です!
道のりはまだまだ長いですが、
皆さんの温かい応援と素晴らしい仲間に
支えられながら、日々奮闘中です!
いつもありがとうございます。
これからも応援宜しくお願い致します!
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イタリア郷土菓子のご紹介♪
第9回目、今年最初の子は・・・
Genovese 〜ジェノベーゼ 〜
私も大好きな南の島・シチリア島の
一番西、山の上にある町エリチェに
伝わる郷土菓子です!
“ジェノベーゼ ”と聞いてまず思い浮かぶ
のは、有名なパスタ。
そう!バジルペーストのアレだと思います。
が!
北がパスタのジェノベーゼ なら、
南はお菓子のジェノベーゼ !
名前の由来ははっきりしませんが、昔、
エリチェにやってきたジェノバの軍隊の帽子
がこのお菓子に似ていたことから付けられた
名前だとか?!
シチリアの郷土菓子の特徴の一つに
リコッタチーズを使う文化がありますが、
このジェノベーゼ にはカスタードクリームが
詰められています♪
そしてもう一つの特徴は…
セモリナ粉
パスタの原材料にもなっている粉を使って
作るタルト生地はサクサクとした食感が楽しい♪
そんなシチリアの郷土菓子を今回はご紹介します!
まずはタルト生地作り。
ボウルに常温で柔らかくなったバター、
グラニュー糖、卵黄、最後にお水を加えて
ハンドミキサーでよく混ぜ纏めます。
お水は数回に分けて加えてながら分離しない
ように!
切り混ぜます。
ボウルの中でタルト生地を作る時は練らない
ように!
こんな風にたまにボウルの側面に押し当てる
と纏まりやすいです。
シチリア風のカスタードは卵黄少なめで
サッパリしているのが特徴。
お粉も小麦粉ではなくコーンスターチを
使って軽い仕上がりに!
そしてシチリアらしく!
レモンの皮のすりおろしを加えて爽やかさup♪
卵黄が少なめで合わさりずらいので、
こんな風にボウルとミキサーの羽を立てながら、一箇所に集めて混ぜるとやりやすいです。
白っぽくなるまで頑張ったら…
温めた牛乳を加えて溶きのばします。
レモンの皮が気になる場合は、牛乳を温める
時に一緒に加えて香りをつける程度に。
写真は濾してお鍋に戻した後に、レモンの皮
を投入しています。
こちらの方がレモンの風味はup!
“コシが切れる”と言いますが、カスタードに
ツヤが出てサラっとした状態、鍋底からポコポコと沸騰してきたら炊き上がりのサインです!
密着ラップ!!
保冷剤などを乗せながら急冷します!
カスタードはとても傷みやすいんです。
特に35℃くらいのぬる〜い温度や水滴は天敵
、傷みの原因になります!
なので密着ラップ&急冷してから仕上げます。
仕上がればおいしいカスタードクリームの
出来上がり♪
出来上がったカスタードを置いたら…
もう一枚の生地をひとまわり大きく伸ばして
かぶせます。
シチリア風カスタードクリームの爽やかさ
と、セモリナ粉を使って作るタルト生地の
サックリ感がおいしい郷土菓子です♪
次回は2月!イタリアの大きなお祭り、
カルネヴァーレにまつわる郷土菓子をご紹介
します♪
お楽しみに〜