みなさま、こんにちは。
 
年長の男の子Aくん(仮名)。
保護者の方からお話を伺い、
Aくんのお仕事内容や意欲がぐっと
変わった理由が分かりました。
 
そのお話をみなさまと共有させていただきますね。
 
連休明けてAくんに少し変化がありました。
いつも楽しく来てくれていた子どもの家ですが、
Aくんは珍しく「行きたくない。」と。
 
連休明けはどうしても行き渋りが出るお子さんも
いますので、様子をみましょうと、お話をさせていただきました。
行き渋りがあっても、ご両親はご送迎をしてくださいました。
 
お教室ではなるべくのんびりと過ごしてもらうように
しました。大好きな恐竜図鑑を見たりして過ごしていた
Aくん。
 
そして、6月中旬のレッスンの際、
大好きな恐竜の絵合わせをしていたので、
恐竜のお名前を書いてみる?
と誘ってみました。
 
そうすると「うん!」と返ってきました。
準備するものを伝え、書き始めたAくん。
名前を書いていると、
「そうだ!恐竜の絵も描いてみよう!
そうしたら分かりやすいよね!」と、
恐竜の名前の横に恐竜のフィギアをよく
観察しながら絵を描き始めました。
 
たくさんの恐竜があるのですが、
1つ1つ丁寧に丁寧に書いている姿があり、
いつもと表情が異なっていました。
 
1時間ほど集中して書いていたAくん。
教師がお帰りのお仕度のベルを鳴らしました。
「全部やりたいよ、先生!」
と伝えてくれました。
 
私は「そうだね、全部したいよね、どうぞ!」
と伝えました。
 
他のお子さんを送り出し、
Aくんのお母さまにもお話をし、
お待ちいただきました。
 
全ての恐竜の名前を書き終えたあと、
「あー出来た~!」
とやり切ったAくん。
その表情はまさに達成感と満足感と、
自信に溢れていました。
とっても嬉しそうでした。
 
お母さまとお話をさせていただいたら、
沖縄に行かれて
自然体験をたくさんされ、
ゴミ問題にも触れる機会があったとのことでした。
 
ご家族が時間に追われることもなく、
ゆったり過ごせたことも良かったと話されていました。
 
自然は偉大です。
人間には持っていない偉大な力を持っています。
海にしろ山にしろ、
真剣に向き合わないとケガをしてしまいます。
 
自然体験を通して学んだことは、
Aくんの心の中に大きな大きな勇気と
自信をも与えてくれたのだと思います。
 
これをきっかけに、さらに魚に興味を持ったAくん。
 
レッスン前日に「さかなクイズ」を黙々と書き始めたとのことで、
嬉しそうに私に見せてくれました。
 
「先生にあげる」と言ってくれたAくんですが、
とても大切なものなので、1カ月だけ貸してねと、
お借りしました。
小学生のお兄さんたちにも見せてクイズに挑戦しました。
いい問題がたくさんあるんですよ。
 
今まで字を書くことにあまり興味を示さなかったAくん。
今は字を書くことが好きなようで、
これが敏感期なんだなぁと、お母さまも実感されていました。
 
 

今、子どもたちも忙しい毎日を送っています。

心にゆとりがないと、やりたいという気持ちではなく、

目の前のものをただこなすだけ。

その目には楽しさも、やりたいという意欲も感じられません。

 

お子さんの目を見てください。

キラキラと輝いていますか?

疲れた表情をしていませんか?

 

のんびり過ごすことも、とても大切ですね。