何だかんだで撮ってしまう | 旅するえみな

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—旅する鞄—
  故郷定住08


旅はナナメ歩きが面白い

きょうの一枚

 

 

この日(3月31日)私は昨年新築オープンしたばかりの

水戸市民会館グロービスホールにいました。

バッハ・コレギウム・ジャパン演奏による

「マタイ受難曲」を聴くため。

 

チケットはちょっと安価な三階席。

開演を待つ間、ガラス張りのロビーから水戸市内の眺望を楽しんでいました。

 

写真に写っているのは向かいにある「水戸芸術館」の施設。

広場に設置された巨大なバッタ?がなんだかシュールで

その様子を撮ってやろうとスマホを構えたのですが。。。

 

構図を決め始めるとやっぱり気になってしまうアレ。

そう、写真右手に高くそびえるグルグルの塔。

(このグルグルの塔という名は私の造語です、公式でも何でもありません爆  笑

気がつけばあの塔を

何とか切れずに全体をフレームに収めようと躍起になっている私なのでした。

 

桜

 

水戸芸術館は1990年、水戸市制100周年を記念して建築された

芸術・文化を発信する施設です。

2代目館長は、先に亡くなられた小澤征爾さん。

このグルグルの塔はそのランドマークで、デザインは磯崎新さん。高さ約100m。

 

と、それは格調あるものなのですが

このグルグルが水戸の街に出現して以来

その唐突ないでたちを、面白いと容認していいのか、

変なオブジェと邪魔者扱いしていいのか、

自分の心の立ち位置にいつもモヤモヤしている私です。

(他人にとってはどうでもいいことですがニコニコ

 

時は流れ、この建造物ができて早34年。

もうそんなになるのか、と改めてびっくり。

 

気がつけばこの風景はすっかり水戸の街になじんでしまい

かく言う私は今や、

見晴らしの良い場所に行くと必ず筑波山はどこ?と探してしまう茨城県人の性よろしく

道に迷ったらグルグルの塔を目印にして歩いているのです。

 

 

3月の少し強く吹く風の中に立つ塔をうまくフレームに収めて満足し

演奏会場の席へと向かったのでした。

 

桜

 

きょうの一枚なのにおまけのもう一枚

演奏会が終わり駐車場に向かう途中のショット。

右手の四角い建物が市民会館グロービスホール。

真ん中の丸いのは水戸芸術館の建屋の一部。

そして左手はライトアップされたグルグルの塔。ちゃんと全体収まって満足ニヤリグッ

 

ご訪問ありがとうございました。   えみな