日本一周チャリ栗毛 -2ページ目

日本一周チャリ栗毛

~止まるも進むも自分次第。自転車で日本一周を目指す男のブログ~
2013年10月30日に無事ゴール致しました。ご声援ありがとうございました!!
引き続きブログは続けますので、最後までどうぞ宜しくお願い致します_(._.)_ 

10月24日 207日目・25日 208日目・26日 209日目
台風通過及び養生のためにネカフェ「快活クラブ」に沈没。
ネカフェの快適さは野宿を主とする旅人を甘く誘惑して止まないのですが、道中を振り返ってみると、そんなに利用していないことに気付く。
たぶん理由は色々あって、

・お金がもったいない
・野宿が楽しい
・快適な環境に慣れたくない
・自転車の盗難が心配

とか、そんなところ。
列記してみるとケチ臭さがプンプンと漂ってきそうな理由たちですな。ハハハ。
まあ今回はやむを得ない理由があるし、しゃあないしゃあない。

甘い誘惑に負けたなら、いっそ甘い蜜をとことん吸ってやろう。


23日夜は眠くなるまで漫画に読み耽ろうと思ったのですが、個室空間の安心感からか緊張が解け、急に体調が悪化したため大人しく就寝。

しかし、深夜に息苦しさから目を覚ます。
鼻水が呼吸の邪魔をする。きっと盛大なイビキを轟かせていたに違いない。
周りのお客様、ご迷惑をおかけしたであろうことお詫び申し上げますm(__)m
一晩で立派なティッシュの山を築きましたとさ。

翌24日の目覚めは最悪。
熱も出てきて悪寒が走る。汗は止まらず、頭は膨張したように痛む。
夜には突然鼻血をぶち撒け少々のパニックに。
この日はブログを書いては眠る、書いては眠って過ごしました。

25日は多少回復し、漫画を読む余裕が出てきた。
ブログを書いては漫画に読み耽るネカフェライフ。
ちなみに、写真左の『サクリファイス』という自転車漫画。小説・漫画ともに読みましたが、ミステリー要素もあって後半は捲る手が止まらなくなります。自転車ファンでなくともわかりやすい内容になっているので是非。
弱虫ペダルは……平常通り御堂筋クンが気持ち悪かったですw

夜は食欲が湧くまでに回復。
26日は天気も回復しているはずなので、弱った体にしっかりエネルギーを戻しておかなくては。
フードメニューにあった生姜焼き。

貪るように食ったのは言うまでもない。

翌26日は体調回復。
宮城からズルズルと引きずってきた不調は、千葉のネカフェにてようやく完治を迎えました。
旅の終盤ともなれば蓄積された疲れが出てきてもおかしくはないが、まさかここまで苦しまされるとは……。
元気に日本各地を駆けまわっていてもしっかりと疲労は溜め込まれていたのですね。

病床となったネカフェを出たのは、予想外に天気がぐずついたため午後3時過ぎ。


病み上がりの体のことも考えると、あまり遠くまでは行けない。
汗塗れになったことだし、シャワーを浴びたいところ。
そのまま宿泊できれば最高だけれども、ホテル以外でそれらの条件を安くクリアできる施設なんて近辺にあるわけ……あった


距離にして20㎞。
今日はここにお世話になるとしよう。
仮眠室で寝れば一晩3000円内に収まるという有り難さ。


土曜日ということでファミリーが多く、館内のあちこちで子供たちの愉快なはしゃぎ声が響く。
数日間病に臥せって閉鎖空間に居たからか、それがとても嬉しくて心地良い。久しぶりに気持ちよく眠りにつけたこの日は、何だか幸せな夢を見たんだけれど……ありゃ、何だったけかな。

出費
24日 4000円
25日 4500円
26日 4780円

26日
Tm1:19
Dst26.73
Av20.0
Mx30.7

こんばんは!
まだまだ寒風吹く日が続いておりますが、日毎に伸びゆく日脚に晩冬の気配を感じる今日この頃――と思っていた矢先、東京でも雪が積もりましたw春はもう少し先になりそうですね。
つい先日、卒論の口頭試問を終えてきました。
これにてすべきことをやり終え、あとは2月の成績発表もとい天命を待つのみ。
そして控えるは卒業式。

ああっ、自由を謳歌した学生生活が終わろうとしている!

と、うろたえるのも程々に、4月からの新生活に向けて粛々と準備をせねばいかんのです……。


10月23日206日目
銚子マリーナ海水浴場にて起床。

秋の深まりを一層に感じる朝は、ぬくぬくのシュラフから這い出るのも一苦労。
温かい味噌汁を啜りながら日が照らしてくれるのを待ちます。

コップ片手に何とはなしにスマホで天気やらニュースをチェックしてみると衝撃の事実。
なんと台風が着々と近付いてきているとのこと。
台風の接近はおろか、発生していたことすら知らなかった俺は情報から疎遠になっていたことに驚くのであった。
台風接近なんぞ喜ばしいことではありませんが、ここはチャンスと捉えて台風の通過をどこかで待ちつつ弱った体を休めるとしよう。
不調を完治させてからゴールしなさい、という神様なりの御心遣いなのでしょう。
本日の目的地を旅人御用達ホテル「ネットカフェ」に定め、銚子マリーナ海水浴場を出発。


海岸線にひっそりと佇むのはあの日のモニュメント。
震源から約400㎞離れたこの地でも十数名の死者・行方不明者を出したという事実と、モニュメントが指し示す津波の高さを胸に刻む。
穏やかさの裏に眠るからこそ、その脅威を忘れてはならないし後世へ伝え続けなくてはならない。

静かな九十九里浜をゆっくりと漕ぎ進みます。
天気は下り坂らしいけれど、ネカフェまでは60㎞もないから急ぐ必要はなさそうだ。

ところどころ出現する吹き溜まりがなかなか厄介で、

その度自転車から降りて押して進まなければならない。
タイヤが埋まって身動きが取れなくなってしまうこともしばしば……。

潮風や波の飛沫に晒されながら進むこと30㎞ほど。
ネカフェ目指して内陸へと舵を切ります。

さて、天気と体調の具合によっては何日かネカフェに滞在することになるかもしれないので、その準備をしておきましょう。
まずは、溜まった洗濯物をコインランドリーにぶち込む。
もちろん自分の体も綺麗にしないとね。

やって来たのは東金にある「松の湯」。
溌剌たる園児溢れる幼稚園の隣に、ひっそりと構えるレトロ~な銭湯。対比が味になってます。
中はお世辞にも広いとはいえませんが、その分昭和の空気がギュッと凝縮されている感じでグッド。
小さな庭があって、風呂あがりに縁側でゆっくりできました。
日本各地の銭湯に漂う、時が止まったような雰囲気。大好物です。

サッパリした後はドラッグストアで滞在中の食料を少々買い溜めしておきます。
夕食には吉野家で特盛りの牛丼。
すぐに腹が空かないように食い溜めをしていざネカフェへ。
吉野家を出ると雨が降りだしていた。
雨除け兼盗難防止のカバーをいつもより念入りにかけて準備完了。

それではしばしネカフェ難民になることとします。
しかし、この時はまだ悪夢の沈没生活になろうとは夢にも思わないのであった……。


出費2200円
Tm3:33
Dst61.89
Av17.4
Mx46.2
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
気が付いたら馬が羊へとバトンタッチしてました。
年末年始は家でぬくぬく――とは行かず、年越し番組もお正月番組も鑑賞することができず、なんとも白けた年またぎとなってしまいました。

その元凶となったのは、クリスマスが目前に迫る時期から始めたとあるバイト。
「卒論も一段落したことだし、就職までの繋ぎとして短期バイトでもするかー」
気楽に応募し面接を無事にパス。勤め始めたのは某遊園地。

「さあこれで俺もテーマパークのお兄さんだ!」

そんなキラキラした希望は一瞬にして消え去ったのです……。
さっそく配置されたのは某人気アトラクション。

想像するのはそんなに難くない。
右も左もわからぬ人間が、繁忙期に人気アトラクションに放り込まれたらどうなることかぐらい。
その忙しさから先輩に指示を頂くことも仰ぐこともできぬまま、触覚を失った蟻のようにクルクルと回り続けた俺は、身を以て「忙しすぎて目が回る」を知ったのです。

朝早く家を出、日中はクルクル回り、目を回して遅くに帰宅。
クリスマス期間は本当に生きた心地がしませんでした。
少しは慣れたかと思えば、今度は年末のファミリーラッシュ。
続けざまのお正月ラッシュ。

ようやく落ち着いて今に至ります。
ようやく楽しんで仕事をする余裕が出てきました。
今なら「テーマパークのお兄さん」になれているような実感を微塵ほどには感じております。

行く年を偲ぶことも来る年にときめくこともできませんでしたが、まあ身体を壊さず年越しできたのは何よりです。きっと神様のお情けでしょう。
兎にも角にも、本年もどうぞよろしくお願い致します!


10月22日 205日目
鹿島灘海浜公園にて起床。

屋根とベンチがあればテントなんて必要ない。

寝ぼけ眼を擦っていると、何処からともなく微かな音が聞こえてきた。
カシャカシャカシャ……
音の出処は――

ここだ!!
アルミ雨樋の上でスズメが落ちまいともがいてました。
もう一羽が助けるのかと思いきや、我関せずと飛び去って取り残される。

うーむ、可愛い……。


それにしても、スズメも膨らむこの寒さ。
回復に向かってる体調に響かなければいいが。

出発の準備をしていると水を頂きました。

「六甲の水」は知っているけれど、「鹿行の水」は初めて見たぞ。

水でエネルギー補給をしてやってきたのは、どんと鎮座ましますスタジアム。



鹿島サッカースタジアムです。
昔に来たことがあるはずなのに、まったく覚えておらずσ(^_^;)

こんなものを発見。

「メモリアルタイル」なるものだそうで、2002年ワールドカップの開催記念として県民やファンの名前が刻まれているのだそう。
スタジアムの歴史とともに自分の名前が残るなんて、ファンからしたらそれはもう幸せなことでしょう。
はたして俺は2002年に何をしていただろう……。

続いては鹿島神宮。




境内に踏み入ってまず驚いたのは、その広さと樹木の圧倒的大きさ。



広さは東京ドーム15個分あるとか。そりゃ広いわけだ。
森閑とそびえる巨樹に囲まれていると、長い歴史がすぐ隣にあるような気がして背筋がピシっと正されます。
俺はパワースポットとかよくわからないけど、ここは確かに精気を感じました。

むむむ……さあ迷えと言わんばかりの見事な二股。

あまりの広さに無事に戻る自信がなくなってきました。
潔く引き返します。笑


鹿島神宮の鹿は「神鹿」と言って神様の遣いらしい。


神様の遣いでも諍いはあるのね。

鹿島神宮を後にしてしばらく走っていると身体がだるくなってきた。
うーやっぱり体調は芳しくない。
しばしの休憩。

あまり楽とは言えない体勢で仮眠をとります。

宮城から連れてきた不調は、ついに千葉県に到達。

早くおさらばしたいのですが、なかなか不調君は立ち去ってはくれない。
まさかゴールまでついて来たりしないよな。

重たい体に鞭を入れ本日のラストスパート!
低い雲と鈍色の海に挟まれて立つは犬吠埼灯台。

関東最東端です。
白亜の灯台は真っ青な空や海には映えるけれど、今日みたいな寒々しい風景にはあまり合わない。
おまけに風が強く吹き付けているため気分は盛り上がらず。そのため灯台登らず。

風を避けられる所に逃れてとある方へ電話します。
そう、昨夜鹿島灘海浜公園にて名刺を下さったおっちゃんです。
体調が優れなくとも、ここは貪欲に夕御飯を御馳走してもらおう( ̄ー ̄)フッフ

――ところが、

おっちゃん「あ~ごめんごめん、今日はちょっと寄り合いが入っててなあ。スマン!」

ナンダッテーナンダッテーナンダッテーナンダッテー……!
俺の虚しい叫びは犬吠の風に攫われていったのであった。
まあ大方、酒が言わせたでまかせの約束だったのでしょう。ちくしょう。

暗くなりつつあるので気を取り直して寝床探し。
フラフラ彷徨い迷い込んだのは銚子マリーナ海水浴場
野宿に良さ気な休憩所があったのですが、なぜだか閉鎖中。
仕方なく東屋にテントを張って一夜の宿とします。

目前に水道がある好環境。

牛丼をちゃちゃっと食しておやすみなさーい。



出費282円
Tm4:11
Dst72.90
Av17.4
Mx48.2