家族葬・納骨堂・法要
広島県広島市のご供養専門の施設
ぎおん浄廟（じょうびょう）の宮本です。
一昨日後輩のお母さんが
亡くなりました。
後輩は絵に描いたような
九州男児。
高校の時からの付き合いに
なりますから
もう３４年の付き合いに
なります。
３４年間、彼の涙なんて
見たことはありませんでしたが
葬儀の始まる前に私を
出迎えてくれてから
出棺するまで
人目もはばからず
肩を震わせて
ずっと泣いてました。
彼との縁は非常に深く
彼はある会社の経営者で
私の弟はそこで長年お世話に
なってます。
ですから私自身も何回も
亡くなったお母さんに
お会いしてます。
お母さんは２０年前に
脳腫瘍を発症し手術。
幸運なことに命は助かったのですが
不自由な体になりました。
元気な時から頑張り屋だった
お母さん。
不自由な体になっても
家族の大きな協力もあって
本を２冊も出されました。
そんな体になっても
本に書かれていることは
他人を思いやることばかりで
お母さんの人柄が
良くわかる本です。
そんなお母さんに育てられた
九州男児はお別れの挨拶で
溢れる涙をこらえながら
こんなこと言ってました。
「おかん、２０年間しんどかったやろ。
天国に行ったらゆっくしたらいい。
でもそのかわり家族を見守って
くれんといけんよ。
おかんがおったから
ここにこうしてこれだけの家族が
おれるんやから。」
私の弟もそうでしたが
この家族にご縁のある人
すべてにこの言葉は
響いたようでした。
そして家族や会社の絆が
より強いものになったように
感じました。
以前ブログにも書きましたが
最近ゼロ葬って言葉が使われてますが・・・私達もお葬儀を施行させて
いただく立場の者として
いつも思っていたのは
人はこの世を去って行く際に
最後に家族の一員として
葬儀や法要を行うことによって
一度切れかけた「ご縁」や
細くなりかけた「ご縁」を
結び直したり太くしたり
しているっていうことです。
そしてこの度それに加えて
後輩のお母さんに
教えていただいたことは
家族や会社の「絆」をより強くする
ということです。
ああ、だから葬儀や法要などの
「ご供養」は必要なんだなと
あらためて思い知らされた
時間でもありました。
お母さん、ご生前は大変お世話に
なりまして有難うございました。
この世では色々と大変なことも
ありましたが
天国では安らかにお過ごし下さい。
そして後輩へ
九州男児らしい挨拶は
参列者みんなの心に響いたよ。
きっとオカンも聞いてるはず。
思いっきり泣いたら
元気出していこうぜ！
それではまた。
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広島県広島市の納骨堂
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