人生におけるスランプ | 神泉で働くイノマル社長のブログ

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人生のスランプ

これは個人の仕事のパフォーマンスや
多くの企業で業績が上がらない状態を見てきて気づいたこです。

また、とあるスポーツ選手とも話して
全く同じだったのでおそらく正しいのではないかと思います。



スランプには2つの種類がある。

1.技術的スランプ
2.精神的スランプ




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1.技術的スランプ
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こちらのスランプは症状としては軽い。

例えば野球だと昨日まで感覚できっちり捕らえて
打てていたので急に芯で球を打ち返せなくなる。
そして自信を失い、迷走してますます打てなくなる状態。

営業も同じ。
つい先日までしっかり売れていたのに急に成果が
でなくなって、型がちぐはぐしてより成果が出なくなっていく。


これはスポーツでも営業でも何でも同じ。
実はこの段階は次にいくために必要なステップでもある。

一から全てのアクションを見直して自分のベストパフォーマンス
の型を見直して一つ一つ積み重ねなおす。

するとどの段階で何をするべきかが明確になり、
過去出していた成果を再現性を持って発揮できるようになる。




打席の入り方→フォーム→初動→ミート時→フォロー
アポ電→シミュレーション→アポイント→プレゼン→契約

当然、自分がベストパフォーマンスを発揮するために
各フェーズでのベストを向上させるトレーニングも作れるようになる。

自分のベストに対して自分でトレーニングを作って
毎日コツコツ積み重ねることでより高い次元にいけるのである。




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2.精神的スランプ
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こちらはともすれば選手生命を失うほどやっかいだ。

スポーツ選手なら結果を出せなくなる。
企業経営では組織がどんどん衰退する。
営業では全く売れなくなり、打開策も見えない。


これは簡単に言えば目的を失った状態にある。

ボクシングで言えば、拳にどんな想いを込めて闘っているか?
営業で言えば言葉にどんな魂を込めて会話をしているか?
経営で言えば、どこを目指して生きているのか?



人間の能力は実はそんなに大きく変わらない。
能力差だけで試合が決まることはほとんどない。

ある一定のスキルや知識は必要だけど、そこをこえると
あとは気持ちの勝負である。


信念とか執念とかそういうたぐいのものが
実は一番大事である。


営業もスキルよりも、その信念や自信がなければ売れないし、
スポーツも球際での執念とかその試合に対する信念とかそういうものが
ないと結局は勝てない。

日本サッカーはその象徴ではないだろうか。



このスランプは非常に深い。

何のためにやるのか?
何のために戦うのか?
自分はどこを目指しているのか?

昨日まであったものが急に崩れて、その大切な想いを
見失うことがある。これは一朝一夕では取り戻せない。


何のために生きているのか。
極論、人生においてそういうことを見直す機会なのかもしれない。

これは、僕自身も真っ只中なのでまだわからないが、
拳に込める想い、言葉に込める想いを取り戻すことは
きっと同じく次のフェーズに行くために必要なことなんだろう。