目的性と共同性 | 神泉で働くイノマル社長のブログ

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ソーシャルメディアと承認
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最近、
DeNAのモバゲータウン
サイバーエージェントのアメーバピグ

などの好決算を始め、facebookを代表する
ソーシャルサービスが注目を集めている。


一般的にこの背景には承認、承認欲求が
あると考えられている。

あなたの商品いいね!
その作品、私も好き
など他者からの承認がそのキーポイントである。


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目的性と共同性
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縦軸に目的性
横軸に共同性





目的性というのは何か大きな目的のために
集合して社会的な承認を得る。

共同性というのはコミニティーに属することで
集合して他者からの承認を得る。



ゲームをクリア(ある目的を目指す)と
他者との共同性の両方がマッチするのが
ソーシャルアプリといわれるものである。




時代背景的にコミニティーが崩壊し、
社会が流動的となった。

コミニティーの崩壊は家族体の縮小や
流動性とは前者にも関わるが終身雇用の崩壊を表す。

これに伴い、コミニティー性が求められるのである。





本日の参考図書では、
ピースプロジェクトという船旅について書かれている。

「99万円で世界一周」
そんなポスターを町中でみたこともあるだろう。

このビジネスモデルは非常に面白いので一読の価値ありである。



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企業の衰退
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日本市場の衰退に伴い、企業が衰退している。

船底に穴が空いた時には3パターンの人間がいる。

・ゴムボートを膨らまし、逃げ出す

・水をくみ出し、船を救うことに邁進

・あたふたして何もしない





衰退していく企業を見ていて正にそうだ。

ある程度優秀な人間は転職していく。

どんどん優秀な戦力を失い、わずかな人間だけが
船底から水をくみ出し、穴をふさごうとする

残ったマスは
神様からの贈りものを待っている。





こんな感じである。
僕は最後の神様からの贈り物を待つ人間を
著書の言葉を借りて組織的にも「希望難民」と呼ぶ。


彼らは目的性を持って企業に属していたが、
ビジネスモデルの崩壊に伴い、
目的性を失い、共同性のみで企業に属しているのだ。



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存在意義と承認
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なぜ承認が必要か?

人間は本質的に、自分の存在価値を探している。
自分は何のために生きているのか?

これを満たすためには

他者承認

社会的承認

自己承認


そして自己承認の結果、
自分の存在価値を満たしているのである。


※参考文献
http://www.youtube.com/watch?v=KrwMB0mGn5M&feature=related




つまり、企業にしても旅にしても、
共同性(他者承認・相互承認)を求める。


企業が衰退していくと、目的性(社会的承認)を
失いより前者の欲求である共同性(他者承認)を求める。

結果的に企業の衰退は止まらず、
旅の後に社会で何かを成すことも結果的に少ないのである。



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