ブランド戦略①
■ブランディング
<新たなカテゴリーの創造>
競合と広告投資対決に出てしまうと、
競合を打ち負かすには2倍の広告投資が必要だとされる。
そこでブランディングの手段として必要なのが
新たなカテゴリーの創造である。
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(1)自分より少し大きな競合の設定
自社よりも少し大きな競合を設定し、
イメージを抽出する。
マクドナルド
・ハンバーガーとポテトのセット
・安い
・均一・マニュアルサービス
↓
(2)ネガティブ解釈の設定
・ジャンクフード
・低所得者向け
・ライン作業
↓
(3)競合の逆を突くブランドプロミス
マックに対するモスバーガー
・中高所得者
・ガストロノミック
・手作り感
『少し高いが、ガストロノミックな味わいの
大人向けのハンバーガーを提供』
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このプロセスの中で最も重要なのが
CanとWillのマトリックスを作った際、
・模倣(can/will)
・特許(can't/will)
・ジレンマ(can/won't)
・無視(can't/won't)
のジレンマ領域を突くこと。
模倣領域は競合がまねした際に、
広告投資で負けてしまうので、
ジレンマ領域で勝負する。
(例)コカコーラに対して、ペプシがMJを起用し、
ネクストジェネレーションキャンペーンを行った。
(例)マックに対して、フレッシュネスがアルコールを
商品カテゴリーに導入。
競合のジレンマ領域におけるポジショニング戦略を
考案し続けることがキーポイントである。