昔ボクが中学生だった時の吹奏楽部の女子は約1割程度でした。
ボクがベースで音楽活動をしている頃、バンドをやっている女子はほんの数えるほど。
今、吹奏楽部は女子ばかり男子はごく少数。
そういえば、娘が小学生の時に鼓笛隊を教えていましたが、男の子はいなかった。。。
うちの息子と友達を無理やり参加させて、やっと男子は2名に(笑)
バンドをやってる若者の中で、女子の割合は知りませんが(まあ男子の方が多そうだけど)、今だったら普通に女の子のバンドがありますよね。
他にバンドじゃなくてもギターやベース弾いたりドラム叩いたりする女の子はたくさんいるんです。
上手い子も当然ですが大勢います。
もうそういう世の中だし、昔はこうだったとか言っても仕方ないので何も言いませんが、ボクは爺さんなのでちょっとだけ違和感は感じています。
クラシックの世界で真面目に演奏されている方々はともかく、ギターやベースやドラムを演奏する女子って、上手いんだけど演奏に『色気』がなかったり、正直に演奏されるので『いい加減』さがなかったりして、昔を知ってる爺さんからすれば、ナンだかな〜って。
当時を知る人はみんなそうだったように、男の子の場合、楽器を演奏するのは『目立ちたい』『モテたい』ことが根本にあって、元々は不純な動機だったりするんです。
いかにモテるようなカッコいい演奏をするか、ここが大事だったわけです。
でもこれが女の子の演奏となると、基本的に男子にモテたいと思っているかはわかりませんが、少なくともボクは『キャー!!』とか言う心境にはなりません。
当時の男子が持っていた不純な動機が女の子には見えてこないんですよね。
そういう『不純な色気』が女子の演奏からは感じ取ることが出来ません。
だからと言って、不純な気持ちで演奏しなくてはいけないと言っているわけではなく、これはこれで若い子たちが演奏している姿は可愛らしいし(爺さんですからみんなそう見える)とってもいいと思っているんです。
だからボクたちが思っている表現と今の若い子、特に女の子とでは表現する目的も手段も全然違うんだと感じています。
長年音楽が自分の中で重要な位置を占めていて、今も現役のような顔をしてベースも弾かせていただいていますが、実はすっかり世界が変わっていたんだと思いました。
当時のボクたちの音楽が時代と共に進歩したのではなく、別な音楽に入れ替わってたんだと思いました。
今の音楽は今の音楽
それもいいじゃん。