さて、ボクら名古屋以来の2ヶ月ぶりとなるライブです。
場所は江古田マーキー、初参戦。
江古田マーキーと言えば、ライブハウスとしては老舗ですよね、70年代にはもう存在していて、若い頃から名前は知ってました。
今日は大荷物だな~
ボクの荷物を部屋で並べて見たら、計8点ありました・・・
年々増えてます(汗)
ベース3本、キャビネット、アンプヘッド、大型機材収納バッグ、譜面板バッグ、小物機材バッグ、以上8点。
これでもBASS BUDDYは専用のバッグに入れないで、小物機材バッグに詰め込み、個数を極力減らしています。。。
こんなことを言っても仕方ないですけど、極端に言えばSugiをiGiGに入れて、小物バッグを持って行けば、とりあえずライブできるんですもんね~
ここまでやるか!って思います・・・
それでも、いつもながらメンバーのみんなが荷物運びを手伝ってくれるので、ありがたい、一人だけこんなに荷物多くてスミマセン・・・
江古田マーキーは中に入ると、一見アメリカンな造りになっていて、今日のライブ仕様でしょうか、ステージに向かってざっと60席ほど用意されていました。
会場も決して広くはなく、ステージも赤坂よりもさらに狭い。。。
ステージの両サイドにはメインPAスピーカーが置いてあって、スピーカーの前に少し人が立てる空間もあるのですが、実質的にはその内側だけが立ち位置となります。
狭いステージに8人がぎゅうぎゅう詰めとなって、隣の人とは完全にカブった状態です(笑)
ボクなどはネックを前後に振ったら、後ろではEギターのDちゃんに当たるし、前にはよんぼが座っていて、その頭を直撃するんじゃないか!?というサンドイッチ状態。
PA環境は両サイドに、昔懐かしいシアタースピーカーのアルテックA7でしょうか、それにJBLでよく見かけるフロントロードホーンのキャビネットが重なっていまして、ライブハウスと言うよりは往年のJAZZ喫茶のようでした。
スピーカーが当時のものなのか、興味ありましたけど聞けなかった・・・
しかし、今にして考えると、このライブハウスは70年代からあるわけで、基本的なPAも当時と変わっていないんじゃないか!?と思います。
PAというより、ボーカル・スピーカーだと思ったほうが正解かと。
アルテックA7だし、現にボクもEギターも、PA通さないでアンプからダイレクトで鳴らしていたし、そう考えると、昔ってこんな感じだったよね、ってメンバーと当時を懐かしんだりしていました。
リハーサル1曲目はいきなりYAMAHA PB使ってのチョッパー曲。。。
EAキャビネットが壊れるんじゃないか!!?というくらいの重たい音で、相変わらずデカい音が出ます。
今後も使うという前提で考えれば、YAMAHA PBは何か手を加える必要がありそうです。。。
もっと低域を抑えないといけないし、パワーも少し落としたいのですが、今のところどうすればいいのか見当つかず・・・
アンプスタンドを使って、あれだけ持ち上げているEAキャビネットですが、ボクの真後ろにあるにもかかわらず、ボクの立ち位置の関係で、立っていると自分のベース音が聞こえません。
ちょうどボクの耳のところでは、いろいろな音が混乱した状態で、しかも微妙にチューニングもズレているから、ボクの耳にはウネった音ばかりが聞こえて、その代り自分の音が聞こえない、というこれまでに経験したことのないものでした。
ほかのメンバーにはベースの音がよく聞こえていたらしく、フィンガータッチまでわかると(笑)
かすかに聞こえる自分の音と、耳元のウネった音とで、いったい自分は何弾いているのかサッパリわからない状態となり、ほとんどパニック状態でしたね。
フレットのついたベース弾いているのに、自分の音が聞こえないと、演奏できないんですね。
耳に憑いているウネった音と、自分の微かに聞こえるベースの音とのピッチが確認できず、このポジションは間違ったか!?と思わず思ってしまうので、途中ミストーン連発!!
このままライブ、マズイな~・・・
この状況でライブこなすのは無理ではないけど、自分の音のモニターが聞こえないまま弾くのは、かなりヤバイと思いました。
今日のライブ、きっと上手く行かないな~
とリハーサルを終えた時点で、ボクは本番までの待ち時間、かなりテンションも下がり、その代り、それでも演奏しなくてはいけない場合の、自信と集中力が必要なことを覚悟していたのでした。
そして本番。
待ち時間の間に、かすかに期待していた最後の望み、お客様の入場でデッドになってくれたらいいのに!と願っていたんですけど、嬉しかったですね~リハーサルとはすっかり変わってしまった音の状況で、ボクは救われました(笑)
これだったら何とか乗り切れるぞ!
楽器3本を途中途中でチェンジするのは、なかなか面白いことでした。
傍目にはどう映っていたのかわかりませんが、一応これでも目的を持っているので、それなりに自分の中では納得できることだったかな~と思えました。
この作業が簡単にできるようになったのは、KORGのチューナーのおかげですね!
さて、一方このライブで使用したBASS BUDDYですが、前述の通り、リハーサルがああいった状態でしたので、その時点では何の確認もできず、本番になっても、実はよくわからない・・・と言うのが正直なところ。
ただ、コントロールはプリアンプがあると楽にできます。
Little Mark2でのコントロールはBASS BUDDYに比べると、大きい流れの中での自然な変化になるのですが、BASS BUDDYはコントロールがはっきりしていて、ピンポイントの調整が出来る気がします。
ライブ中、特に今回のようなダイレクトにベースアンプから流すというようなケースでは、コントロールしながら音がまとまるまで時間がかかります。
そういう点でBASS BUDDYは調整が楽だった気がするんです。
この辺の音を抑えようとか、ベースを持ち替えた際のボリュームレベルであるとか、ヘッド側はそのままで、BASS BUDDYだけでコントロールできますね。
音質についてはあと数回使うか、スタジオでテスト的に付けたり外したりして確認しないと、効果のほどはまだわかりませんです・・・
初めての場所で、PA通さないベースアンプで、さらに楽器3本をチェンジしたり、BASS BUDDY使ったりと、いろいろなことを一度にやったようなライブでした(笑)
おかげさまで、ライブが始まると、それなりにいい環境に治まったので、ほっと一安心でした。
楽しく演奏させていただいて、ありがとうございました。
ライブ終了後の新年会を兼ねた打ち上げも、夜遅くなったけど、久しぶりにいろいろな方とお話しが出来て、すごく嬉しかったです。
こっちも楽しめましたよ(笑)