花御堂月ものぼらせたまひけり【歌舞伎座】『四月大歌舞伎』第一部&『猿若会』【国立劇場大劇場】観劇 | 銀座由美ママの心意気

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働く女の心意気を、銀座という世界を通して、様々な観点から表現したくブログを始めました。 そんな銀座ママの日常です。どうかご笑覧下さいませ。

 

花御堂月ものぼらせたまひけり

―小林一茶

 

 

 

 

卯月二十三日

由美ママは、

11時から【歌舞伎座】『四月大歌舞伎』第一部へ! 

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晴天も猶つめたしや寒の入『壽 新春大歌舞伎』第三部「菅原伝授手習鑑」&「らくだ」歌舞伎座観劇の夜

(2021年1月14日号)
 
 

松緑が猿之助&愛之助とバトルする「通し狂言 天一坊大岡政談」を観劇しました! 

 

 

 

凛さん&“仲良しシスターズ”中村有里さん&伊藤由美ママ&泉月さん!

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江戸時代、徳川吉宗の落胤を偽り、天一坊と名乗った男がいた。 

多くの浪人を従え、金品を集めたことで投獄された。 

この出来事は天一坊事件と呼ばれ、講釈などで人気の題材となった。 

 

河竹黙阿弥が書いた『天一坊大岡政談』では、史実では出会うことのなかった天一坊と大岡越前守が対決する。 

町奉行界のスター・大岡越前守を勤めるのは尾上松緑。 

 

天一坊を市川猿之助が勤め、その参謀となる山内伊賀亮を片岡愛之助が勤める。 

 

 

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前半は、小坊主の法澤(後の天一坊)が、吉宗のご落胤の証を奪い、天一坊を名乗るまでが描かれる。 法澤は、雪の日に、お三ばあさん(笑三郎)にお酒のおすそ分けを届ける優しさを持ちながら、ピンチやチャンスにはライトな感覚で人を手にかける。失うものを持たない強さなのか。

「今」以外への執着のなさの表れか。

大胆不敵な天一坊の元に、悪い仲間が集まってくる。

はりぼての高貴さが厚みを増すほど、内側の俗っぽさとのギャップから色気が生まれていた。

 

 

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芝居の後半は、越前守サイドから描かれる。 

三幕目は、奉行所の広書院。

金地に老松が描かれた襖がスッと開き、越前守が登場する。

立派で美しく、悪の決起集会状態だったここまでの物語に、光が射す瞬間だった。

思わず、居ずまいを正した人は、客席にもたくさんいたはず。 

 

 

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 いよいよ天一坊一味と越前守の対面で、存在感を見せるのが伊賀亮だ。

どっしりとしながら、どこかミステリアス。

越前守との「網代問答」と呼ばれる舌戦で、練り上げるように高まる緊張感。

その中でも愛之助は、うっとりするような台詞回しで聞かせ、拍手を浴びた。 

 

 

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善悪のバトルに並び、観客が固唾をのんで見守ったのが四幕目。

越前守は、天一坊の嘘を確信しつつも、吉宗公との面会をセッティングしなくてはならない状況となった。悪事の証拠をつかむべく、池田大助(坂東亀蔵)を調査に出しつつ、自身は切腹の覚悟を決めていた。

 

大岡邸奥の間で、越前守は息子の忠右衛門(尾上左近)、妻の小沢(市川門之助)と死装束に身を包む。忠右衛門の健気さ、小沢の情愛がじんわりと描き出され、一方では介錯役の平岩治右衛門(中村歌昇)が観客の心境を明瞭に描き出す。

クライマックスに向けて動き出すテンポ感は爽快で大詰めは鮮やか。 

松緑、猿之助、愛之助が揃う通し狂言に、歌舞伎をみた! と大満足の第一部だった。

 

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由美ママらは、愛之助さんと猿之助さんと松緑さんの迫力ある台詞まわしに圧倒され、

魅力溢れる悪役ぶりに歓喜したひとときでした! 

愛之助さん&坂東新悟さんのますますのご活躍をお祈りいたします!

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ところで、

その後は

【国立劇場大劇場】『第74回 猿若会』へ移動! 

向島あやめさんが踊る「俚奏楽 『うき世道成寺』」を拝見しました! 

 

 

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凛さん&“仲良しシスターズ”中村有里さん&由美ママ!

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