天窓の若葉日のさすうがひ哉
―子規
先週
卯月十日の午後
由美ママは、
坂東彌十郎さんが出演中の『四月大歌舞伎』“第二部”観劇に【歌舞伎座】へ!
(~二十八日 千穐楽)
今公演の彌十郎さんは、
“第二部”の1.「絵本太功記(えほんたいこうき)『尼ヶ崎閑居の場』」にご出演!
【歌舞伎座】前 伊藤由美ママhttps://yumi-ito.com/
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ここであらすじを紹介しますと・・・
この演目は、
読本の「絵本太閤記」によるもので、
光秀の謀叛から滅亡までの十三日間の“十日目の事件”、
すなわち十段目の「尼ケ崎閑居」を描いた時代物です。
俗称「太十」。
―主君小田春永を本能寺で討ち果たした、武智光秀(芝翫)。
しかし息子の謀反を快く思わない母 皐月(東蔵)が尼ヶ崎の庵室へ籠ると、
そこへ光秀の妻 操(魁春)が、息子 十次郎(菊之助)、その許嫁の初菊(梅枝)を伴って訪れます。
一方、宿敵 久吉(扇雀)を追って庵室に現れた光秀は、
久吉が潜んでいると思われる一間に竹槍を繰り出しますが…。
織田信長を討った明智光秀の「本能寺の変」を素材に描かれた時代物の傑作。
光秀が最期を遂げるまでの十三日間を、
一日一段という形で構成した原作の十段目に当たり、
「太十」と通称される人気の場面です。
光秀とその家族に焦点を当て、
戦乱に生きる親子の情愛と悲壮感が胸を打つ、重厚な義太夫狂言の傑作をご覧いただけます。
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ちなみに、クライマックスは、不覚にも母を殺め、
息子が死に瀕し、嘆く妻を前に、光秀が込み上げてくる感情と対峙する場面の「大落し(おおおとし)」!
顔(化粧)は、「痩せ隈」と呼ばれる隈取で、
額の傷は、光秀が小田春永に鉄扇で打たれて出来たものという設定。
“芝翫化粧”は、正面からみて「ノ」の字の向きで、
身内からも逆臣として扱われる光秀の心情を、どう演じられるかが見せ場です。
そして、進退極まった光秀の前に
真柴久吉(秀吉・扇雀)とその家臣 佐藤正清(清正・彌十郎)が現れ、
天王山での再会を約束して光秀を見逃し幕・・・
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由美ママは、
今公演も彌十郎さんご出演の“第二部”のみの観劇でしたが、
どうか春の良き日の思い出に、
『四月大歌舞伎』へとお出かけいただけますようよろしくお願いいたします!
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それから、
日本経済新聞4月5日号『交遊抄』に彌十郎さんが「ピュアな人」として登場されましたのでご覧ください!
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