十二月には 淡雪降ると知らねかも 梅の花咲く ふふめらずして
― 紀少鹿女郎
暦では週明けには、“冬生じ夏枯る”「冬至」を迎えますが、
寒さに震える週末はいかがお過ごしですが?
杉本 彩“タンゴショー”Christman Night! at 大阪ガーデンパレス 18,Dec, 2009 http://ameblo.jp/sugimoto-aya/
昨夜の彩さん“タンゴショー”には、お花だけ“参加”した由美ママ!http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10391147279.html
さて、掲句の「紀少鹿女郎」の句は「万葉集」からの引用ですが、
この「紀女郎」とも呼ばれる歌人は「紀鹿人」の娘で、
「志貴皇子」の孫とも「川島皇子」の孫とも言われる「安貴王」と結婚し、
「鹿人のむすめ“少鹿”は、その名の通り“小鹿のように可憐な娘”で、“若く美しい鹿”のようだ・・・」
と評されていました。
ちなみに、この“郎女・女郎(共に「いらつめ」)”とは、
男性の“卿・大夫(共に「まへつきみ」)”にあたる語で、
大雑把にいえば高貴の女性に対する敬称で、
家族に極めて身分の高い官人(大臣や大納言など)がいる場合に限り、
“郎女”の書法を用いたようです。
由美ママは、昨夜も“年末の檀家周り”で贔屓の寿司処『なら本』http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10265007472.html (5月21日号)へと出かけておりました。
穴子焼はやわらかく、一方、数の子はしゃきしゃき・・・と歯ごたえ十分!
牛肉のようなジューシーな味わい“大トロ炙り”
ところで、この名を「万葉集」に“小鹿”とあえて書き記したのは、
ひと回りり以上歳の離れた年下の“恋人”「大伴家持」に違いなく、
“若く美しい鹿”を意味するその名を、「家持」は彼女への讃美の想いと、ほんの少しの皮肉を籠めて、
自ら編集を進めていた歌集にこっそりと、書き添えたのではないかとも云われています。
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/column10.html
今朝はそんな「万葉集」から「雪」を詠んだ句を紹介させていただきましたが、
万葉の「雪」は何と150首を越え、表現は“雪”は勿論のこと、
上記「小鹿」の“淡雪”他、“み雪”“白雪”“大雪”“初雪”・・・などと実に様々で、
また“梅”と一緒に読み込んだ歌も多くみられます。http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/
由美ママは“青魚”は苦手ですが、『なら本』の“しめ鯖”は本場関西の味!
蒸し鮑と、赤貝と“ひも”の握り
痛風?の由美ママには、栄養あり過ぎ???“アンキモ”と“白子”は冬の旬!!!
“しめ”の巻き寿司は、大トロ鉄火と穴きゅう巻き!
銀座『なら本』は、6席のカウンターのみのこじんまりした寿司処ですが、ご主人の奈良本健史氏は、男気溢れる一本気な方ですから、是非その“男の心意気”と旬魚を堪能ください。 http://www.naramoto.com/
ぬばたまの 今夜の雪に いざ濡れな 明けむ朝に 消なが惜しめむ
―小治田朝臣東麻呂
今朝厳しい寒波到来の一日ですが、 由美ママはこれから、微かに残る紅葉のうえに純白の雪が被さり、薄っすらと雪化粧した京都を経由して、友人の吉川晃司さんhttp://www.kikkawa.com/
のコンサートの応援に広島へと旅立ちます!!!