歌舞伎音楽についての講演 | 銀座きものギャラリー泰三

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一度は袖を通したい着物がここにあります。きもの創作工房 (株)染の聚楽

23日の日曜日の1時から、千駄ヶ谷の国立能楽堂の2階の講堂で、「歌舞伎音楽の魅力を探る」という演題でお話を致します。
これは私の友人でもある京都の舞踊家西川充さんが主宰する、NPO法人京都文化企画室の東京での2回目の研修会という形で開催されるものです。
昨年も私が、京都や、キモノの文化についてお話をさせていただきましたが、今年はもう少し絞り込んでのお話です。
歌舞伎を観る人は近年若い役者の台頭もあって、だんだん増えていると思いますが、歌舞伎というのは立役や女形だけの演技だけではありません。
舞踊や所作事があって、それには必ず音楽がつきものです。
歌舞伎で使われる音楽は、義太夫(歌舞伎では竹本と言いますが)、長唄、常磐津、清元、それに黒御簾や陰囃子と呼ばれる下座音楽があります。
こういうことをあまり知らないで観ておられる方が多いので、歌舞伎鑑賞のブログを書かれている方が音楽に関して頓珍漢なことを書かれているのを見て、もっと伴奏音楽のことなどをお知りになれば、歌舞伎がより深く見られるようになるだろうと思ったわけです。
また日本舞踊を習っておられるかたも、普段はCDなどの音源でお稽古されていると思いますが、それが長唄か、清元か、何かほとんど何も知らないし、そもそも長唄とはどんななものだとか、そういう知識などがまったくなく踊っておられる方がほとんどではないかと思います。
ですから最初は西川充さんの東京のお弟子さんだけに軽くお話ししようと思っていたのですが、ちょっと大げさになり。私も改めで勉強しております。
当日は彼女も実際に色々な音源で踊りを披露するようなことも言っておりました。
事前予約していただければ幸いですが、当日受付でも大丈夫です。
ご興味ある方お時間あればぜひご来場ください。よりたくさんお方の前で話す方が張り合いがありますので。