今日から新作展 | 銀座きものギャラリー泰三

銀座きものギャラリー泰三

一度は袖を通したい着物がここにあります。きもの創作工房 (株)染の聚楽

毎日暑い日が続きます。祇園祭の山鉾巡行も、もうすぐですし、正に夏本番とはいえちょっと暑すぎますね。

これでは単や夏物をもっと着る時間を増やした方が良いかもしれませんね。

さてそんな時ですが、今日から21日まで、秋に向けての新作を展示致しています。


泰三ならではの上品な世界をご鑑賞いただければと思います。


モノづくりがまさに困窮している中で、コツコツと毎月のように新作を作り続けて行くのは大変ですが、できる限り頑張って行きたいと思うこのごろです。


それができるかどうかは、キモノファンが増えていくことにかかっています。

浴衣だけでなく是非キモノ着用にチャレンジされる方が増えていくことを願ってやみません。


日本人が日本の衣装を着ない着られないというのは本当に奇異なことであるということを自覚して頂きたいものです。


ある落語家の弟が、やはり落語家になったは、大学時代にアメリカに行ったときに、アメリカ人に葛飾北斎のことを細かく教えてもらったという恥ずかしい体験をして、一念発起したとのことでした。


世界中で、国民が自国文化を知らない割合が日本は一番だということを何かで読んだこともあります。


文化は人が耕したものの結集です。そのためにも労力やお金がかかります。

ですから、

単にお金だけでなく人を大事にする思想がなければ文化は維持できませんし、崩壊していきます。


それを怠り、あるいは知らずして年を重ねて行けば、ますますその国の価値が落ちて行きます。


日本人は本来助け合いながら人を大事にしてきた民族であると思います。


どうでも良い話ですが、日本車はアメリカに輸出するときには決められているのでドアに頑丈なインパクトバーを設置しますが、日本国以内ではいまだにしないそうです。


ある方が安全が守れるのに、車体が重くなるから燃費が悪いだとか、コスト削減だとかということが先行する、どうしようもない金しか頭にない国に成り果てているとしか思えません。


私は歴史と文化のないアメリカという国はあまり好きではないのすが、人権や安全などに関しては、はるかに日本より進んだ考えを持っていると感心します。


金儲けすることが悪ではありませんが、それを何に使うことが幸せであるかという教育が欠けているとつくづく思うこのごろです。


同じようなことを私はこれからも100万遍でも言い続けたいと思います。


一人でも二人でも気が付いて実践してくれることを願ってやみません。