憲法記念日ですが、今年は現総理が憲法改正を声高に唱えるものだから、今までよりは憲法問題を考えるということ自体は悪いことではありません。
しかし最高裁判所から、憲法違反の一票の格差を早く解決しなさいと勧告を受けているような議会が、
憲法改正を論議すること自体、筋が通らないと私は思います。
まずやるべきことが山ほどありますし、足元をよく見つけなおしてほしいものです。
また2年前に世界を恐怖に陥れた原発事故がまだ収束もしていない状態で、原発工事を総理自らが売り込むというあまりの倫理観の欠如に開いた口がふさがりません。
このことを強く議員が、経済界が指摘しないとしたら今の日本は、相当に病んでいるとしか言いようがありません。
筋の通らない言動を強く糾弾できるような筋目の通った男が政官財のトップにいないとしたら、この国は益々恥をさらし、尊敬を得ることはないでしょう。
歴史と文化を知らない、つまり教養がこれほどない国会議員に筋目を通す、勇気も決断力もないのですか。
こうした社会背景を受けて、キモノ業界だけでなく、多くの伝統文化が益々衰退していくのを衰退していくのが止められないのでしょうか。
だとしたら悲しい話ですね。民の力で何とか護って行けるようネットワークを広げていくことでしょう。