いよいよ今年も新橋芸者さんの立方さん、地方さん、皆様の素晴らしい芸が一見さんでも楽しめます「東をどり」の季節になりした✨🎶
昨年、お客様方6名で六者六様の着物で参りました様子をこちらのブログに書かせて頂きました(^-^)
その際に松花堂弁当の趣向が面白いのですが、そのお話は又来年と話を濁しておりましたので、本日はそのお話を(*´∀`)♪
松花堂弁当という名前は今となっては良く聞くものでございますが、始められたのは初代吉兆のご亭主の湯木禎一さんとの事で、毎年、東京吉兆さんが、東をどりの松花堂弁当のお献立をお決めになられます。
そして、新橋には東京吉兆さん、新喜楽さん、金田中さん、米村さん、松山さんと大きな料亭が5つあり、吉兆さんが決められたお献立に従い、料亭それぞれがそれぞれのお味のお弁当をつくり、まったく同じお重にお詰めになります\(^o^)/
お客は蓋が閉まった同じお重が置かれ、並んだテーブルに着きますので蓋を開けて中を見るまで自分がどちらの料亭のお弁当を頂く事になるのかわからない❗❗というなんとも粋な遊びが仕掛けられているのです。
その上、何人かのグループで参りますと「どちらの料亭のものでした❔❕」と互いに見せ合いながら同じ献立から生まれたそれぞれの料亭の違いを楽しむことも出来るのです



この"場"を楽しませ、会話を弾ませ、人をわくわくさせます仕掛けに花街のもてなしの心をみたようで私、初めて知りました時には大変感銘を受けました

そんな感動に浸る私に後ろから金田中のご亭主の岡副さんが、「どちらのでした❔❕金田中❔❕残念、ハズレ❗❗又、来年是非、チャレンジを🎶」とのお言葉😆
どこまでも遊び上手で遊ばせ上手❗❗粋な花街の世界のご亭主でらっしゃいます(*^-^*)
この東をどりならではの松花堂弁当の趣向の遊びを知らずにまだ、お召し上がりでない方や知らずにお召し上がりの方も多いのではと思ったりしております。
和食のもてなしはご亭主の遊び心に気づく気づかないも又、一興と申しますので、あまり表に謳わずに「秘するが華」なのでしょうか❔❕
お写真は東をどりホームページから拝借致しました今年の松花堂弁当。お重が新しくなったようでございます。

東をどりは来週5月24日(木)~27(日)までの4日間。チケット、松花堂弁当ともまだ、発売中でございます\(^o^)/
松花堂弁当は20日迄にご予約が必要、各日100食のご用意でございます。
一見さんお断りの世界が一見さん大歓迎に変わる4日間。
ドレスアップして粋な遊びと芸を楽しんでみては如何でしょう(*´∀`)♪
Artirsan salon de giso
庄司 博美
