京橋のLIXILギャラリーで、ユニークな展覧会が開催されています。
25年前から高知県梼原町で和紙づくりに携わっている
ロギール・アウテンボーガルトさん(オランダ生まれ)の漉いた和紙で
建築家の隈研吾さんが洞窟のような空間をつくりあげました。
展示室の壁面と天井に、さまざまな風合いの和紙が展示されています。
例えば、水滴を落として水玉模様と表現したもの
シダの葉を練り込んだもの、柿渋の絞り染めを施した和紙など。
和紙の原料である楮(こうぞ)、桑、三椏(みつまた)とともに
和紙を漉く道具「簀桁(すげた)」も展示されています。
工夫したライティングによってそれぞれの違いがよく見て取れますし
自然色に囲まれたスペースに居心地の良さを感じました。
ちなみに、銀座産の和紙をつくるプロジェクトが始動したところで
ビルの屋上やベランダで楮を栽培する協力者を募集しています。
問合せ・申込みは銀座和紙プロジェクト協議会(銀座ミツバチプロジェクト内)まで。
◎展覧会概要
LIXILギャラリー(東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F)
7/6(木)〜9/26(火)水曜休 10:00〜18:00
TEL 03-5250-6530
http://www1.lixil.co.jp/gallery/



