銀座くらま会とは、銀座の旦那、女将による、邦楽を愛する会のことであり、銀座かなめ屋の創業者である私の祖父も、長年くらま会の正会員として舞台に立っておりました。その日頃のお稽古の成果を発表する会が1年に1度開かれています。
「会員はプロの芸人と違って決して上手に唄うことをモットーとしない。あくまでも素人であることを念頭に、各自の持ち味を生かして、楽しみながら、お互いを切磋琢磨して唄うことを主旨とする。」銀座くらま会主旨より
今までも私のブログに何度か書かせて頂きましたが、その「くらま会」正会員の子分(笑)に当たる、準会員、銀座の若旦那、若女将たちによる若手邦楽同好会「からす組」(←すべての方がからす組のメンバーと言う訳ではありません)と言うものが御座います。
からす組の出番は、時間にしてほんの10分程度、唄も端唄を2曲では御座いますが、素人故、この為に3カ月程前より毎週仕事を終えた後、夜間にお稽古をして参りました。
もしご興味のある方は、鑑賞は無料ですので是非ご覧頂ければ幸いです。(要チケット)
▼「第九十回・銀座くらま会|特別出演くらま会準会員・からす組最後の練習風景。新橋芸者も応援に!」
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20140925.html(ブログ2014年09月25日号)
▼「第89回『銀座くらま会』。鞍馬天狗の帯留、銀座の昔の風景写真。【追記あり】」
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20130924.html(ブログ2013年09月24日号)

【表紙】秋華:森田りえ子画伯、【扉】(題字):安田靫彦画伯。
▼「亀戸天神・菊まつり|見事な菊に囲まれて、可愛らしい七五三たちが可愛らしかったです。」
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/day-20141120.html(ブログ2014年11月20日号)
・【第91回・銀座くらま会】
・【日時】:9月28日(月)
・【開演】:11:30
・【場所】:新橋演舞場
・【入場】:無料※
※)基本無料ですが、チケットが必要です。
※)からす組の出番は、午後4時頃を予定しておりますが、お時間は前後する場合が御座います。
「新橋演舞場」 東京都中央区銀座6-18-2
東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅[6出口]より徒歩5分
都営大江戸線 築地市場駅[A3出口]より徒歩3分
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/
▼第二部「特別出演くらま会準会員」(からす組) 十六時頃
端唄
~「獅子は」
~「さわぎ」
踊り
新橋若手藝者連中


▼【奉納「銀座くらま会」昭和四十年六月七日】
向かって右から4番目に、かなめ屋の初代店主「柴田兼秋」の名があります。(ブログTOPページにお写真が貼ってあります。) 兼秋は、当初清元を唄っておりましたが、後に一中節を勉強し、唄い始め、他の人に比べ比較的高音域がきれいに出せたこともあり、それなりに上手だったそうです。私も、まだ小中学生頃だったかなぁ?くらま会の度に、新橋演舞場の楽屋へ遊びに行った事を記憶しています。
そして、この写真。父から聞いたところによると、昔、くらま会の京都への旅行会か何かの時に、京都伏見稲荷大社へ奉納したものだそうです。当時は今と違って会員数も多く、旅行会やら何やらと、色々な大人の遊びも沢山していたそうです。それはそれで商売にも繋がり、いい時代だったのかも知れませんね。


▼鑑賞無料では御座いますが、入場にはチケットが必要です。
かなめ屋にも若干数では御座いますが、チケットとパンフレットが御座います。
もしご興味のある方は、弊社宛にお電話、またはメールにてお問い合わせの上ご来店下さい。
(※日祝定休。弊社営業時間内で御手渡しが可能な方に限らせて頂きます。)



・天狗の帯留
(参考品)

・新作、白べっ甲菊彫りかんざし
銀座かなめ屋/和装小もの販売(かんざし・べっ甲)
柴田 光治
